トヨタ セルシオ 「貧乏育ちでしたが、高級車に乗るのが夢でし...」のユーザーレビュー

貧乏育ちでしたが、高級車に乗るのが夢でし...

2005.12.31

総評

貧乏育ちでしたが、高級車に乗るのが夢でした。セルシオに乗るという客観的な満足感に浸っています。日産も考えましたが、外資系になった今、どのメーカーよりも金を掛けずに作る術を身に着けてしまった以上、本当の意味で良い車が作れるでしょうか？ベンツやＢＭにしろ未だに信頼性の無い車で遠出をするには気が引けます。サービスサポートの充実ではなく、壊れない車を作ってほしいのですが、ステータスでしょうか自分には買う気がしません。レクサスの誕生により、セルシオは３代目と言う短命にて、幕を閉じますが、何故終わらせなければいけないのでしょうか？セルシオに唯一足らない物は歴史だ、と言った評論家がいましたが、このまま熟成を重ねてレクサスではなく、トヨタブランドのフラッグシップとして、残して頂きたい物ですが・・・

満足している点

c仕様とユーロと非常に悩んだが、試乗して結果が出た。色々な車に乗って来たが、これ程満足した足回りは無かった。スポーティーだろうと言う先入観から乗ると確かにこの車格にしてはロールもピッチも確実に押さえ込まれているが、とは言え、決して硬くなく角が上手く取れていると言うか、絶妙にしなやかである。c仕様と悩んだのはよりグレードが上である事イコール高級であるという勘違いからで、今のエアサスは昔のただフワフワするだけの物とは違い、かなり締上げてる感覚で、言わなければエアサスと思う人はいないのでは？と思う。確かに４～５人の乗車率が高ければ単に快適性では優位だと思うが、高速での切り返し
や荒れた路面の高速走行ではエアサスではまだまだと思う。パーソナルユースが殆どなので、選択に間違いは無かった。装備にしてもオプションにて、全く同等に出来る事を考えれば、購入を考えている人は是非試乗すべき。又、ナビの機能、操作性、見易さは抜群で、少々複雑かと思うが、操作する楽しみがあり好きである。

不満な点

多分無いだろうと思っていたが、あった。初代から乗り次いでいる人には感じていると思うが、確実にコストダウンの影が見える。まず、プラスチックの質感の安っぽさ、これが一番。特にステップ周辺、シート周り、ピラー周辺、指で弾くとペンペンと肉薄～な感じ、それから室内の可動部分の感触、地味な所で、マット、カーペットの厚みやさわり心地、　思い起こせば平成元年初めてセルシオに乗った時、その質感の高さ、金のかかり様、ため息が出たあの記憶が、現代セルシオであっても
望めないのは残念だった。１０００万近い出費に対し、クラウンとは違う決定的な差がほしい気がする。当時のコストで現代のデバイスと重なればどんな素晴らしい車が出来るだろう。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験