トヨタ セルシオ 「３０後期は、最後のオジサン好きセダン！」のユーザーレビュー

３０後期は、最後のオジサン好きセダン！

2021.5.21

総評

自分の愛車はA仕様だったので、足がふにゃふにゃでした。家族はあのソフトな乗り心地を気に入っておりましたが。

車両そのものは、自力で総革内装に換装したので愛着がありました。セミアニリン革のエアシートは最高でした。LS460のより遥かに上品でいい出来でしたよ。

ボディのデザインがサイコーに好みでした！
はっきり言って、若者には似合いません。だって、オジサンデザインですから。昭和クラシックな形がなんとも言えないほど素敵。

カッコいいかというと、そうではない。

ぼっこりぼてっとしたボディデザインだから。
でも、それが昔のベンツみたいで、シブい。

ああ、これで脚がふにゃふにゃでなかったら、せめてeRの脚だったら・・・まだ降りてなかったはず。

というわけで、今更ですが、LS460のSZを安く手に入れることにしました！（素のグレードは脚がダメ。Fスポは高くて買えない…）

満足している点

デザインと品質がすごい。

ボディは、シュッとしていない。全然シュッとしてない！
どうひいき目に見ても、ぼっこり・ぼてっとしている！
水平基調のボディデザイン。背が高いのでさらにぼっこり見える。
でも、オジサンにはそれがサイコーにいい！
近年のクーペっぽい形ばかりの中で、これは昔ながらのセダン。古いが「正統派」って感じ。まさに昭和の匂いがぷんぷんだ！頬ずりしたくなるほど好きです。

不満な点

弄ってない車両がほとんどなくなってしまった・・・

こういう名車はノーマルの姿で乗りたいのに。

デザイン

5

若者にはわからないだろうが、シブいぞ！
カッコよくはないが、オジサン好みの渋さがある。
水平基調で、「最善か無か」の頃のベンツを彷彿とさせる。

走行性能

1

A仕様は、脚がふにゃふにゃだ。

エンジンもパワーの出方がジェントル過ぎるし（LS４６０は獰猛で下品だぞ）
それでもカーブに入ると怖くなる。４３００ｃｃの強心臓を全く活かせない。Aの脚がダメだ。

乗り心地

2

家族はサイコーに気に入ってた。それほど柔らかくしっとりした乗り味だ。彼女が隣でうとうとしてしまう。（だから若者はこのクルマを選ぶのか？）

スポーツカーを経験した人間からすると、とても耐えられないほど柔らかくコシがない。

積載性

5

広大なトランク！
高さはないが、絶対にアルファードに負けない積載量だと思う。どうしても積めない場合は、後部座席に積み込もう。革シートが心配だが、広さは格別だ。

燃費

5

４３００ｃｃの巨大なエンジンを回して、街中をリッター８以上で走るだと？

田舎の街中を走って満タン法で測ってもリッター８を切らないだと？

高速ではリッター１０~１２だと？（最高１４！）

セルシオ以外に、そんなクルマは世界中を探してもありはしない！

どんなに性能のいいベンツ・ＢＭＷだって、こんな燃費は叩き出すことはできない。トヨタって、どんなハイテクを持っているんだ？世界一じゃないか！
日産ファンやホンダファンが悔しがっているぞ！
（私はアンチトヨタだが、敗北を認めるしかない。悔しいが、買うしかなかったトヨタ車だ）

価格

5

今なら新車の１０分の１以下で買える。
でも、その価値は存分に味わえる。
ただし、税金がねぇ・・・

故障経験

ＬＳに比べて故障は本当に少ないらしい。

クラウンより少ないかも・・・