トヨタ セルシオ 「巨大なカローラ 中古車で購入し、丸4年間所有していました。 それ以前に乗っていたのは、MZ21型ソアラです。 乗り換えてみて、ひとクラス上の車であるこ」のユーザーレビュー

巨大なカローラ 中古車で購入し、丸4年間所有していました。 それ以前に乗っていたのは、MZ21型ソアラです。 乗り換えてみて、ひとクラス上の車であるこ

2010.7.23

総評

巨大なカローラ
中古車で購入し、丸4年間所有していました。
それ以前に乗っていたのは、MZ21型ソアラです。
乗り換えてみて、ひとクラス上の車であることは
実感できたのですが、強烈な印象を受けたわけでは
ありませんでした。
ただ、流石に内装（シートを除く）やエンジン、
ATに関しては走行距離を考えるとヘタり具合は穏やかであり、
流石にコストが掛かっていると思わせてくれました。
実際に、歴代のセルシオ・LSの中で、
目に見えない箇所（言い換えれば余計なところ）への
コストの掛け方は、10系が一番だと思います。
それ以降は、品質にさほど影響しない箇所をコストダウンし、
贅肉をそぎ落としていったと言えるでしょう。
その意味では、バブル期に異様にコストを掛けて作りこまれた
オーディオやビジュアル機器に相通じるところがあります。
車の性格は、BMWのように運転を楽しむと言う感覚は薄く、
安楽に運転できることに主眼が置かれていますから、
「巨大なカローラ」という性格は、否定できないように思えます。

満足している点

【外観】
　140系クラウンや90系クレスタ等、
　同時代の他のアッパーミドルクラス以上の
　4ドア車よりはまとまりのあるデザインだと思います。
【内装】
　シンプルなデザインにもかかわらず
　質感の高さが素晴らしい。
　歴代のセルシオ・LSの中では、この10系が一番だと思います。
　質感の低さをデザインの奇抜さで誤魔化している
　今の車とは全く違いますね。
【動力性能】
　一番の美点は、図体の大きさをあまり意識させなかったこと。
　全長が5m近く、全幅が1.8mを超えるものとしては、
　例え山道であっても運転がし易かったです。
【装備】
　10系で初登場となったオプティロンメーターは、
　実に良い雰囲気を醸し出していました。
　それ以外に目を見張るような面白い装備はなかったですが、
　全体的に使い勝手は良かったです。

不満な点

【外観】
　今までに所有した車の中では、断トツで外観に手を加えました。
　フロントバンパー、ヘッドライト、フォグランプ等は
　ヨーロッパ仕様に変更しましたし、
　それ以外にもかなり細かいところまで変えました。
　それだけ手を加えたということは、
　裏を返すとノーマルのままでは不満があったということですね。
【内装】
　強いていえば、木目パネルの使い方が
　ちょっとケチ臭い点でしょうか。
　ドアトリム部は、パワーウインドスイッチ周辺以外に
　木目パネルが一切無いのが、ちょっと寂しいですね。
【動力性能】
　エアサスの乗り心地は期待していた程ではありませんでした。
　どうやら10系の中でもこの前期モデルは
　太目のスタビライザーが装着されているようでして、
　荒れた路面でのショックの吸収性は
　特に優れているわけでもありませんでした。
　静粛性も特に感銘を受けるほどでもなく、
　一部で噂されていた「この程度の静粛性なら、
　既にデボネアVで実現していた」というのは、事実だと思います。
【装備】
　リヤシートのリクライニング機能がないのは
　Fパッケージではないとはいえ、
　それでも500万円を遥かに超える車としては極めて不満でした。
　それより前の世代のクラウンであれば、
　2リッターモデルでも装備されていただけに･･･。

デザイン

-

走行性能

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乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験