トヨタ セリカ 「Rally of TOYOTA」のユーザーレビュー

Rally of TOYOTA

2015.11.20

総評

　サーキットのみを走る純粋なレースカーではない一般車は、単に移動手段としてだけではなく、乗る人の好み、車生活スタイルが大きくその選択に現れる。万人向けのファミリーカー、趣味性の強いスポーツカー、特定の利用を想定したオープンカー、SUVなど、本来の目的以外にもその人なりの思いで車をドライブする。
　購入当時、「おそらく最後の２ドア車になるだろう」として家族の承諾をもらい、妥協を一切せずに手に入れたST２０５WRC仕様。車好きの兄ちゃんとして乗っていた頃、見よう見まねでDIYチューニングを始めた頃、レプリカしておやじ道楽化した現在。それぞれの時代で愛車への思い入れは変遷しているが、運転時の昂揚感は今も変わらない。
　エコ、ハイブリッド、電気自動車の時代となり、低年式のスポーツカーを保有し続けるにはいろんな意味で大きな負担と覚悟を伴うが、可能な限り乗り続けたいと思う。

満足している点

　魅力は、何といってもそのスタイリング。
　丸目４灯のサッシュレスの大きな２枚ドアのクーペスタイルは、今でも美しいと思う。
　セリカの歴史はトヨタ車モータースポーツの歴史。歴代のモデルはどれも斬新なデザインでトヨタ車のスタイリングリーダーの地位を担ってきた。初代はダルマ、２代目はゴキブリ、３代目はヒラメ、４代目は流面形などと愛称でも呼ばれ親しまれてきた。特に６代目のＳＴ２０５は、設計当初からＷＲＣ参戦を想定した空力、冷却用の装備が施されており、戦闘的な外観を呈している。

不満な点

　大柄でフロントヘビーなボディ。
　WRCでもなかなか勝てずに苦労したように、大柄で重いボディゆえスポーツカーとしての走行性能は、スペックから測れるほど高くはない。公道を早く走るだけなら、当時のライバル車の方がはるかにセリカをしのぐ。バリバリ走り、他人に負けたくないなら、別の車を選択すべき。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験