何故アメリカの車は日本では売れないのでしょうか？

Answer 1

色々な分析がありますが、単純に「ブランドイメージの構築に失敗したから」でしょうね。
その証拠に、同じアメリカ製でもハーレー・ダヴィッドソンは馬鹿売れしています。
確か、どっかのフランスの自動車メーカーよりもたくさん輸入しているはず。

このあたり、日本と欧州と北米の商売のしかたが違ったらしい。
日本の自動車市場は、世界に類を見ない（というか、ガラパゴス的に特異な）「買い手にべったり」の状態です。
かつては、ディーラーの人が顧客の家にまでやってきて、時に新型車のパンフまで見せて説明をするし、買い換えるとなるとすっとんで来て家で商談までした（今でも一部やってるようですが）。
ちょっとありえないサービスまでついてきて、車と言うより王様気分を売っているような状態です。
サポートも手厚いし、本来契約にないことまで普通にやる。

これに近いのが欧州の高級ブランドで、ただし、日本とまっこう勝負はしていません。
数を売るのを諦めて、もったいぶった高級ブランドとして売っている。もちろん手厚いサービスもあります。
下手に値引きもしないし、日本国内には安いグレードの車は入れません。全て、それなりの値段の上位グレードだけです。
そうやって、目先の利益をとらず、時間をかけてブランドイメージを構築していくほうを選びました。そうすれば、客はむこうからやってきます。
その客を一人一人大事にして行くのが、欧州ブランドの戦略なわけです。

ではアメリカはどうかというと、本国と同じつもりで売り込みに入ってしまった。
一時期築いたブランドイメージ（1960年代には、アメ車は憧れの一つでした）を維持するより、それを利用して販売を拡大しようとしたのですね。
しかも、日本のユーザにあったサービスは提供して来ませんでした。むしろ合理的でさばさばした関係です。
その背景に、「うちのほうが良い車だから、輸出すれば売れるだろう」みたいな思い込みがあったのも確実です（欧州勢は、「うちの車のほうが良いのだから、それをブランドイメージとして植え付けよう」という作戦でした）。
そうして本国と似たような商売を始めるのだが、当然、日本国内では日本車のほうが安くて高性能ですから、売り上げは急落。
焦ったアメリカ勢は、何をトチ狂ったのか、「安くすれば売れるだろう」と考えて、キャバリエだのサターンだのを売り込みに走ったが、安い車が欲しければ日本車を買います。
要は、マーケティングとしては根本的に明後日の方向だったわけです。

いちど失われたブランドイメージは、そうそう復活しない。アメ車はとうぶんの間売れないでしょう。
むこうにも良い車はたくさんあるのにね。

その点、ハーレー・ダヴィッドソンは徹底的なブランド作戦に走っていて、バイクそのものより、バイクを囲む環境をセットで売っています。
これが当たって、いまやハーレーは（本国での評価よりも）高い評価を受けています。
やはり、値段が高くてサポートの薄い輸入車は、付加価値が無ければ売れないようです。

質問者からのお礼コメント

完璧です。ありがとうございました<m(__)m>

他の方々もありがとうございました<m(__)m>

Answer 2

昔ついた悪いイメージがずっと残っているからですね。
でかくて作りが雑で燃費が悪い。
そういったイメージがこびりついていて、しかも日本の自動車ジャーナリズムはずっと欧州車びいきでしたから余計不利なんですよ。
実際にアメリカ車に乗っている人の評価も聞かないで悪い悪いと言いふらす人がビックリするほど多いですよ。
そんなに悪くないんだけどなぁ。

Answer 3

日本ではでかすぎて運転しにくいからですが、小さい車もありますがさっぱりうれませんね、やはりデザインに癖がありすぎて敬遠されていますね、それに塗装も雑ですね、だから売れません。

Answer 4

大きすぎる。日本の道路事情には合わない。

Answer 5

だって でかすぎるし～ 左ハンドルって 不便だし～ 燃費悪そうだし～

Answer 6

韓国車よりは、よく売れてると思うよ。

Answer 7

燃費が悪いからです！