先日「トヨタのキャバリエ」を見ました。どう見ても日本で売れるカタチではありませんね。質問です。どうしてあのようなみにくいデザインのクルマをトヨタは売りましたか。

Question

せっかく輸入してまで売るならダッヂ・ヴァイパーとかを300万円くらいで売れば、日本にないタイプだし相当売れたでしょう。
V10・8Lですからね。
キャバリエなんてヌルヌルした気持ち悪いカタチでしかも速いわけでもない。
どこも取り得がないじゃないですか。

Answer 1

あれには裏事情があって、当時の米大統領・ブッシュが日米貿易摩擦緩和を目的に「頼むから、米の自動車を日本で売ってくれんか？」とゴリ押しし、当時アメリカで絶大な知名度と現地工場を持っていたトヨタに白羽の矢が立てられ、トヨタ側が渋々GMに人材を派遣し「シボレー・キャバリエ」をベースにウインカーレバー入れ替えや電動格納式ドアミラー、右ハンドル化などの仕様変更を行った上で日本に導入していた・・・という経緯があります。

バカにされてますが、数少ない取り柄として2.4Lエンジンは結構活発で力強かった覚えがあります。
また、室内もクーペを含め、形状の割りに広かったです。
デザインは好き嫌いが・・・ですけどね（＾＾；

とはいえ、結果は推して知るべし・・で、あまりに売れなくて中盤より所ジョージ（と、愛犬のインディー君）をCMに起用したのは記憶に新しいところです。
トヨタ店扱いだったため「クラウンのお店で～・・」という”くだり”をCM中で使うことで安心感を持たせようと試みたり、50万、はては100万円値引きということもしでかしましたが、まぁそれでも売れ行きは芳しくなかったです。。
売る相手を失ったキャバリエはやがて警察に捜査車両として大量投入される羽目となりました。
後期は登場して1年も持たずに、日本からフェードアウトという憂き目に遭ってます。。
都合5年で5万台も売れてないんじゃないですかね、確か。

質問者からのお礼コメント

そんなに値引きしてたんですか。

Answer 2

あれは ギャグでした！

それよりもう一寸前に、米国大手が新聞へ一面対比広告(トヨタVSわが社、日産VSわが社etc)を出して、日本の車と同等の値段だから、わが社の車を買って！と言うキャンペーンを張ったことがありました。
確かにそこまで言うので、値段だけ見れば うむ と言える値段だったのですが、内容を見るとギャグとも冗談ともつかないような代物で、私自身は反トヨタ党なのに、なんてトヨタの車は立派なんだ！と感じさせられる見事さがありました。

Answer 3

大人の事情。

所ジョージのＣＭ
『走ります……』
に、
「オイオイ、走らなくてどうする！」
と突っ込んだ人も多かろう。

Answer 4

まあまあ、気に入って買った人もいますので、そんなに悪く言わないで上げて下さい。
ところで、サターンという会社の車を知っていますか？
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3_%28%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%29
どうなったかはリンク先を参照して下さい。
日本でOEM販売されたのは3代目キャバリエです。
3代目キャバリエがアメリカでも売れたかどうかは悲しいので記載しません。
調べてみて下さい。
売れなかったのは日本だけとは限りません。

Answer 5

そんなカッコイイ車をアメリカが提供してくれる訳ないじゃないですか･･･トヨタも売りたくて発売した訳では無く輸出入の摩擦などで半分無理やり押し付けられて売る羽目になってしまったのです。