トヨタ カムリ 「ある意味、伝説的な車 「カムリという高級車としての選択」、というのは日経ビジネスの見開き広告でよく見かけたフレーズですが、伝説的な車であるのは間違いな」のユーザーレビュー

ある意味、伝説的な車 「カムリという高級車としての選択」、というのは日経ビジネスの見開き広告でよく見かけたフレーズですが、伝説的な車であるのは間違いな

2009.5.23

総評

ある意味、伝説的な車
「カムリという高級車としての選択」、というのは日経ビジネスの見開き広告でよく見かけたフレーズですが、伝説的な車であるのは間違いないと思います。カムリが売れる国・地域ではトヨタはめっぽう売れるそうで、逆に売れない国・地域ではめっぽう弱い。
　台湾の取引先の副社長の車で、何度か乗せてもらっています。内装には木目調プラスチックをふんだんに使い、英国風高級感は醸し出しています。舗装の悪い道でも（台湾は路地に入ると道が悪いところが残っている）そつなく凹凸を処理し、高速道でもそれほど室内にノイズをこもらせること無く、パッセンジャーとしては快適に過ごすことができます。その意味で優等生的で、アクは全くありません。
　でも、このカムリ、安全性は高くないようです。IIHSでコンパクトカーとの衝突テストをやられてしまいました。同様のテストはホンダ・アコード、メルセデス・Ｃクラスも実施されていますが、結果は3車種唯一のAcceptable。（アコード、C300は"good"）衝突映像とURLは下記
http://www.youtube.com/watch?v=vcTf78b8WfY
　テスト目的はコンパクトカー（若しくはマイクロカー）とセダンとの安全性の比較でしたが、思わぬ結果となってしまいました。（と、いうよりアコードの安全性が高いだけ？）
　どうも実車での衝突はＴ社にとって鬼門のようです。GOAで安全と喧伝していた初代ヴィッツと衝突安全ボディを謳っていないホンダ・ロゴと衝突テストをやられて、（Ｔ社は実施に反対及び抗議した記録が残っています。）ヴィッツがボロボロになったってしまった件は、知る人ぞ知る話です。カムリが、また新たな伝説を打ち立ててしまいました。
　「高級車」に求める価値観は人それぞれでしょうが、安全性はその基本なのではないでしょうか？台湾では保険制度が整備されていなく、交通ルールを守らない車両が多いので、「衝突されても自分だけは無事」という車に乗るのが基本だそうです。

満足している点

１）立派な内装。わかりやすい高級感の演出。木目調プラスチックの多用はその最たるもの。
２）柔らかい乗り味。癖の無い運転感覚。
３）車体価格が安価。
４）特に積極的に選ぶ理由もないが積極的に否定するべき理由もない優等生的な車であるところ
５）トヨタ車であること。

不満な点

１）木目調プラスチックは昔の英国車のイメージを踏襲しているのはわかるのですが、昔の英国車は木目調プラスチックではなく、本物の木を使ってました。現代においては、木目調よりもアルミ成型の方がコストが掛かっているのは明らかなのですが、「この程度で高級って感じるでしょ？」って顧客を馬鹿にしているところが限りなく嫌味に感じる。
２）高級を謳うには安全性が低い。高級ならコンパクトカーとぶつかって"Good"スコアが出せないのはありえないのではないか？

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験