トヨタ カムリ 「究極平凡車 この時期(96-98)のカムリは北米向けカムリと国内向けカムリの併売で非常に不思議なグレード構成となっています。シャーシはいずれもV系なの」のユーザーレビュー

究極平凡車 この時期(96-98)のカムリは北米向けカムリと国内向けカムリの併売で非常に不思議なグレード構成となっています。シャーシはいずれもV系なの

2008.1.3

総評

究極平凡車
この時期(96-98)のカムリは北米向けカムリと国内向けカムリの併売で非常に不思議なグレード構成となっています。シャーシはいずれもV系なのですが、北米向け3ナンバーシャーシ（カムリグラシアと共用）と国内専売5ナンバーシャーシ（ビスタと共用）、エンジンはS型3種（4S、3S、5SでヘッドはいずれもハイメカツインカムのFEタイプ）とV6（2MZ-FE）です。3ナンバーシャーシと5ナンバーシャーシではトレッド・ホイールベース比も違います。5ナンバーシャーシの方がトレッドに対するホイールベースの長さが長くなっています（直進安定性に寄与）。一番多く売れたのは1.8リッターの4S-FE搭載ですが、私が乗ったのは2リッターエンジンの3S-FE搭載車です。
　とにかく没個性で目立たない車ですが、車室、トランクともそこそこ広いですし、内装が簡素なだけに遠慮無く使い倒せます。ディーラーマンの友人によれば、とにかく安かったのでそこそこ売れたとのこと。これだけ色気のない、実用一点張りのセダンというのも国産車では非常に珍しい存在であったと思います。ほとんど営業車です。ですが、その割り切りが逆に面白いキャラの車を生み出していたとも感じます。今更買う意味はありませんが、案外悪くなかった。そういう車です。

満足している点

・安い
・いわゆる衝突安全ボディ（GOA）化される前だからか、装備を徹底的に簡略化しているからか、総重量が軽めです。
・3Sエンジンは中域からトルクが出ていますし、大人3名乗車でも東名全線で時速120キロを維持出来る（実際にそれをする必要はありませんが）程度の出力がありますので、殆どの状況でエンジン出力への不満は出ないでしょう。

不満な点

・フロントオーバーハングが無駄に長いです。エンジンルームを見ると非常に前後の隙間が大きいので、その気になればこのオーバーハングは削れたでしょう。スタイリング上のバランスを取る為のオーバーハングとしか思えません。
・上記の理由で最小回転半径が大き目ですし、ボディ前端の見切りも悪いですから、狭い所での取り回しは非常に悪いです。これを嫌って別の車に乗り換えた知人もおります。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験