トヨタ カムリ 「いいクルマ。だが、「最新の選択≠最善の選択」」のユーザーレビュー

いいクルマ。だが、「最新の選択≠最善の選択」

2017.7.30

総評

価格だけを見ると、高いなぁ～という印象は否めないが、触れて・乗って・走らせてみると、価格相応だと感じる。

新型の訴求ポイントであるシャシとパワーユニットはメーカーが自信をもって売り込むだけあって、とにかく秀逸。

ただ、室内空間は過度に期待しないほうが良い。
クラウン+α程度に思うこと。

満足している点

従来のセダン像を刷新するかのような先鋭的なスタイリング。
セダン嫌いの人でもこれは好きになるのでは？？

TNGA採用が功を奏しているからか、とにかくシャシがしっかりしている。
ハンドリング、ハーシュネスを含めた静粛性、乗り心地・・・どれをとってもこのクラスの最高水準だと言い切れる。
G レザーPは18インチが標準だが、ゴツゴツ感はほぼ皆無できわめて快適。

ダイナミックフォースエンジンとモーターとの相性が抜群に良い。
従来のTHSⅡから静粛性が飛躍的に上がっているだけではなく、スムースさも向上。

本皮革シートはクラウンの「素材感の強い皮革」ではなく、軽い触り心地重視のカジュアルな皮革で好感が持てる。

深みのあるエモーショナルレッド。
54.000円のOPだが、この色に抵抗が無ければ「買い」だと思う。

不満な点

慣れないうちは神経を使いそうなサイズ。
（全長4885mm、全幅1840mm）
「日本での利便性なんか後回し」というのが見え隠れする。

ボディの大きさに相反して、そこまでダダっ広さを感じない室内空間。
インパクトあるエクステリアに情熱がかなり費やされていることがよく分かる。

トヨタの常で、見た目は豪華だが、細かい部分や目に付きにくい部分でコストカット跡が垣間見えるインテリア。
同時に、50から格下げされている感が否めない部分アリ。
（スイッチ類についても同様）

レインクリアリングミラーの設定が一切無い。
G レザーP以外は何とオーディオレスが標準（パネルカバーすらない）。。

日本仕様の場合、ムーンルーフが2枚版しかない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験