トヨタ アルテッツァ 「古式ゆかしきFRスポーツ」のユーザーレビュー

はなHANA はなHANAさん

トヨタ アルテッツァ

グレード:RS200“Z_EDITION”(MT_2.0) 2003年式

乗車形式:過去所有

評価

3

走行性能
4
乗り心地
5
燃費
3
デザイン
4
積載性
5
価格
-

古式ゆかしきFRスポーツ

2022.7.2

総評
今の時代にあっては貴重なFRスポーツ
スポーツセダンといわれる車の大半はスポーツ風味であるが、この車は本当にスポーツしている。
当時は車重が重い、アンダーパワーなどと評されていたわけだが、今の時代からあらためて観てみると1300キロ台はむしろ軽い部類に入る。
3000から4000も回せば十分にパワー感を感じて走れる。そこから上はスポーツ走行等、非日常の領域となる。

日常生活の中でマニュアルシフトを積んだFRスポーツセダンで走る行為は今となってはとても贅沢な趣味であろう。
唯一の泣き所はこれも今となっては悪いといわざるをえない燃費である。
経済性という意味でもこの車を所有して日常生活で使用するのはとても贅沢なことである。
満足している点
軽快な操縦性
エンジン
エンジン音(排気音)
マニュアルシフト
不満な点
燃費
デザイン

4

外装
フロントはいわゆる当時のトヨタ顔であるがメッシュグリルやリップスポイラーを追加すると途端にスポーツルックになる。
リアデザインは現代でも通じる優美なものがある。リア周りのデザインアイコンを継承しなかったのは残念。

デザインとはややことなるが、アリストのブレーキを流用したとされるブレーキはアルテッツァには大きくこれが迫力があり、格好良い。
ホイールから覗かせる車格に対して巨大なローターはアルテッツァのさりげない魅力である。

内装
運転席周りのメータ配置が窮屈。
しかし本革巻きのステアリングホイールやアルミのシフトノブの質感は極上、スッと身体になじむ。いつまでもさすっていれる。むしろ今の車には無いものがある。懐古趣味といえばそうなのだが当方、古い人間なので仕方ない。
シートに関してはスポーツ走行する人は変える前提であろう。
とはいえ純正もスポーツ走行には座面が高いが決して悪くはない。
家庭の事情で純正のままだったが可能であればブリッドなりレカロなりのスポーツシートに変えればより運転を楽しめるだろう。
走行性能

4

○動力性能
当該車両は3SGになるので、それが前提となる。
高回転、高出力型のエンジンを回して走るのが実に気持ち良い。ギアを上げて繋いだ瞬間にドンとクラッチから伝わるトルク感、後輪を蹴とばす感覚やデフが効く瞬間はFR車の楽しみを味わうことができる。

また純正にしてフォぉぉん!!と渇いた排気音を響かせこれまた実に良い。AE86に近いが排気量が大きい分、やや野太い。
優美なデザインのアルテッツァから乾いた排気音、これにはアルテッツァ独特の世界観を感じさせる。
ホンダのくあぁぁん!!とはまた違う、ヤマハサウンドといったところだろうか。

ただし、やはりこの重さだと峠の上りは厳しものがある。そして下りに関しても当時の他のスポーツ車より約100キロ重い。
しかしながら、2022年現在の基準からみるとまた違ったものになる。1300キロ台は十分に軽量な部類に入るだろう。FFで1500のターボではあるが現行のシビックとほぼ重量は変わらない。
FFで排気量は小さく軽くなるはずなのにFRのアルテッツァと変わらないのである。
また制動力の高いブレーキは確実に車体を減速させ安全性にもつながる。
ゆえに峠で走行を楽しむには下りを流すのが良い。

○運動性能
アルテッツァは重いというイメージがあり、私もそれほど期待していなかったのだが実際に所有してみると、そのイメージを覆された。

低速でのターンは軽快にフロントが内側に差し込む。逆ハンを駆使することによりジムカーナのようなタイトターンも難なくこなし収まりもよい。
コーナーでは良好な前後重量配分や軽量なオーバーハングはアンダーステアやオーバーステアを出すことなく自然なコーナリングとなる。
それが、ともすればドリフトには向かない車となるわけだが、この車はドリフトや競技走行で使用するのではなく、日常や休日のドライブで素性のよい車体との一体感を感じつつ走りを楽しむ、そんな乗り方が似合っている。
乗り心地

5

当車両は20年経過した車両であり、純正の脚である。おそらく交換はしていない、と思われる。
それを前提に評価する。

ニュルブルクリンクやヨーロッパの各地を走りこんで鍛え上げた、との事だがそれは伊達ではない。日常の中においても快適に家族を乗せて走り、サーキットやジムカーナといった場面でもそれなりに走れてしまう。
これには高いボディ剛性も効いているのだろう。
20年、12万走った車両にもかかわらず、しっかりとしており、軋み音ひとつたてない。
トヨタの面目躍如たる車体設計と言える。
積載性

5

リアのオーバーハングを切り詰めた設計はアルテッツァの車体デザインにおいてとても重要な部分と思われる。
それでいて後席の居住性を犠牲にせずにテンパータイヤを積み、あれだけの積載力を確保したのは見事と言わざるを得ない。
子供が小さかったのもあるが、どこに行くにも不満が出たことは一度もなかった。
燃費

3

我が家の利用方法は日常の送迎や買い物といった市街地での走行が中心であり、燃費には厳しいものであったことを前提に評価する。
とはいえ走行条件で変わる部分もあるのだろうが、2022年現在の基準としては悪いと言わざるを得ない。
しかし、当時の基準としてみれば決して突出して悪いというわけではない。
そこを納得して乗るなら問題ないレベルだろう。
価格

-

アルテッツァの価格に関しては2022年現在、変動の多い趣味車である。
私が購入したころと状況が大きく異なるのもあり
価値は人それぞれであることから無評価としておきたい。
故障経験

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