ドライバーには酷な車
レンタカーで500Kmほど走りました。大人7人で高速道路8割、郊外の一般道2割と言った使い方でした。
まず、走り始めて感じたの
2010.4.26
- 総評
- ドライバーには酷な車
レンタカーで500Kmほど走りました。大人7人で高速道路8割、郊外の一般道2割と言った使い方でした。
まず、走り始めて感じたのがエンジンブレーキがほとんど効かない事。私は普段から自分の車(2000ccの4AT)で3速・2速のエンブレを多用しますが、自分の車と比べてもアルファードは全くエンブレが効きませんでした。CVTをマニュアルモードにして、(-)側へコンコンとシフトレバーを下げますが、インパネの表示が「2」になってもエンジン回転が「ブオーン!」という音とともに上がるだけで、ほとんど減速感を感じません。その時エンジンが5000回転以上回っているのも関わらずです。
私は高速道路でもフットブレーキでスピード調節をするのが嫌いなため(ブレーキランプが原因で渋滞の元になる、同乗者が酔う)、普段は4速から3速もしくは2速に入れてスピード調節をしますが、全く使い物にならないエンブレでした。ほとんど減速しません。むしろエンブレに頼った運転では危険を感じ、仕方なくフットブレーキを多用して対応していました。CVTってこんなもんなのでしょうか?こんなミッションが増えていくとますますドライバーの技術が下がっていくように感じるのですが・・・。ちなみに私はもともとMT派です。
ブレーキですが、確かに7人乗りでは効きません。というか、正確には、踏み増せば効きます。でも同乗者が前につんのめるので運転手としては出来ればそんなブレーキングはしたくないのでついついゆるいブレーキになってしまいます。重いので車体も前につんのめります。でもそれを覚悟なら十分効きます。
結局多人数乗車ではドライバーにとっては性能を活かし切れないように感じました。何を重視するかによりますが、私なら遠出の時に誰かの運転で後席で飲み食いしながら移動したいですね。そんな感じの車です。特に多人数乗車の時は運転手はハズレです。
よって更に欲しくなくなりました。誰か知り合いに買っておいて欲しいな(笑)。自分はもっとコンパクトな車で運転を楽しみます。
- 満足している点
- エンジンですが、充分なパワーでした。大人7人乗りにも関わらず高速道路では常に追い越し車線をリードしていましたが、坂道にさしかかってもアクセルを踏み増せばスピードが落ちることはありませんでした。また、エコランプは常に消えているような速度の運転(オーナの方なら何キロ以上かわかりますよね?)にも関わらずトータル燃費はリッター10Kmでした。この背の高さや重量から考えたらすごいですね。また山道も走りましたが全くパワー不足は感じませんでした。
また音もすばらしく静かですね。アイドリング時からエンジンがかかっているのかわからないくらいでした。キーフリーのプッシュボタン式の始動なので、普段キーをひねって始動している私には余計に始動が確認しづらかったです。走行中も4000回転超えたくらいでやっとエンジンの存在を感じれますが、普段は2000回転前後しか回っていないのでよほどの事がないと聞こえてきませんでした。
長所は燃費ですね。7人乗ってリッター10Km。プリウスに2人乗りよりはエコだったかな(笑)
高速道路で前の車が勝手に道を空ける事。こっちもほぼ限界のスピードなのにね(笑)。イメージとは恐ろしいものです。
- 不満な点
- セカンドシートがダメですね。座り心地とかではなく、サードシートに人が乗り込んだ後の復旧で。いちいちスライド位置やリクライニング角度を戻さないといけません。完全に手抜きのシートです。
日本車しか乗ったこと無い人にはわからないと思いますが、ヨーロッパ車等には、後席に乗り込んだ後、元の位置や角度に一発で戻るものもあります。そういった実用的なシートになっていないため、セカンドシートの方には乗車のたびにお手間を取らせてしまいました。
また、駐車場で同じ車が多いので車を間違える。全く同じ車の前でキーレスを何度も操作してしまいました(笑)。「アナタ、400マンクライダシテカッタノネ。ワタシ、タッタノ2マンエンデカリマシタ。マッタクオナジデスイマセン。」
最後に、レンタカー屋に返しに行く時に一人乗りだったのでぶっ飛ばしてみました。
速いスピードのコーナリングも抜群ですし、アクセルを床まで踏めばすごい加速をします。ブレーキもガツンと効きます。でも1人乗りならもっと小さな車の方が楽しいですよね
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