トヨタ 86 「助手席に乗るクルマではない 助手席に座ってロングドライブをしたのは久しぶりだった。友人がCX-5のディーゼルと最後まで迷って購入したクルマだ。今しか乗」のユーザーレビュー

助手席に乗るクルマではない 助手席に座ってロングドライブをしたのは久しぶりだった。友人がCX-5のディーゼルと最後まで迷って購入したクルマだ。今しか乗

2013.3.31

総評

助手席に乗るクルマではない
助手席に座ってロングドライブをしたのは久しぶりだった。友人がCX-5のディーゼルと最後まで迷って購入したクルマだ。今しか乗れないということが購入の決め手の一つだったそうだ。乗りこむときに、着座位置が低いことを実感した。以前、ディーラーで自分が試乗したときには、それほど低いとは思わなかったのだが、助手席だと低く感じたのは不思議だ。
座面の低さ＝ダッシュボードの高さ。これも不思議だが、ダッシュボードは自分が試乗したときの印象より高く感じた。正直、運転するときはダッシュボードが低いクルマの方が前方の見通しが良くて好きだ。昔のパジェロやホンダ・アコードは理想的なダッシュボードの低さだったと記憶している。しかし、この閉塞感が助手席だと包まれ感に変わり安心感につながるのを実感した。
走りは安定感があり、スムーズそのもの。さすがトヨタが開発費を惜しまずにつぎ込んだだけのことはある。硬い乗り味だが不快ではない。ロードノイズも少ない方だ。ただ、路面によっては小刻みに上下の揺れが出る場面があった。ドライブ中ずっと、自分でハンドルを握りアクセルを踏みたいという欲望にかられた。８６は助手席に乗るクルマではない。自ら操縦するクルマである。

満足している点

ボクサーエンジンの音。スバルの技術が導入されているのは嬉しい。
日本のモノづくりの歴史と伝統に支えられた安心感。しっかり造られているのを実感した。
若者が簡単に買えるような安いクルマではないが、この性能と外観でこの価格なら安いと思う。
バンパー（スポイラー）形状のデザインはなかなか見事。前から見た顔つきはBRZより迫力がある。
単なる移動手段としてのクルマではないこと。操縦する喜びを与えてくれるクルマであること。

不満な点

アイドリングストップ機能がついていないこと。
空調ダイヤルの質感、まわしたときの操作感が スッキリしない印象だった。
シートの座面の微妙な凹凸は僕にはフィットしなかった。
オプションをつけていくとどんどん高くなる（このクルマに限ったことではないが）。
ついついスピードを出したくなる。スピードを抑えて乗る自制心が要求される。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験