乗りたいと思う方は
4月納車で1万キロ走行しての書き込みです。
率直に言ってこのクルマ、乗りたいって思う方は買うべきです。忘れていた大切な何かを思い出
2012.11.7
- 総評
- 乗りたいと思う方は
4月納車で1万キロ走行しての書き込みです。
率直に言ってこのクルマ、乗りたいって思う方は買うべきです。忘れていた大切な何かを思い出させてくれる、といったら大袈裟かもしれないけど、そのくらいボクにとっては大好きになったクルマです。多分この価格帯でこんなクルマは日本のメーカーからは今後出ないでしょう。
遠出するのが楽しい、毎日の通勤がワクワクする、遠回りだけど「走れる」ルートを選んでしまう、移動の過程が思い出になる、そんなボクスゥィーを代表する乗った瞬間うんざりなミニバンや、使い勝手だけのN_BOX的軽自動車では到底味わうことができない世界が、このクルマにはあります。AT全盛の今、いちいちクラッチ踏まなきゃのMTってのもまたいいですよ。
一度しかない人生、今しか感じられないものを与えてくれるクルマかも知れないですね。
- 満足している点
- (1)「曲がり」
乗って初めのカーブで驚く「曲がり」の感覚。スポーツカーを乗り継いできた方にはそれほどでもないかも知れませんが、この「キュン」という回頭性の良さは半年経った今でも気持ちいいと感じます。何はともあれ、このクルマの最大の長所は「曲がり」です。
(2)「低さ」
乗ってみるとカタログに謳っているほど「低い」とは感じません。多分RX-7のほうが低いですね。でもこのくらいが運転にはちょうどいい高さじゃないかな。と勝手に思ってます。道路とクルマの関係が体で感じられます。この感覚はボクスゥィーでは絶対に感じることはできません。
あとこの低さからか、子供たちが酔わなくなりました。
(3)「FRで水平対抗エンジン」
この組み合わせを夢見てきたヒトって多い(?)んではないでしょうか。常識ではあり得ないですよね。それが今回実現したわけで。
何せFRはいいですね。乗ってて楽しい。振り回せる、アクセルで曲げる感覚っていうか、それがハンドルとアクセル、ブレーキに伝わってくるクルマです。
水平対抗エンジンは好き嫌いがあるかもですが、ボクは「味」を感じます。噛めば噛むほどに、みたいな、不安定感も多少ありますが、それがまたいいみたいな…
(4)燃費
予想外にいいです。まさか200馬力のクルマがこんなに走るとは思ってませんでした。通勤で12~13km/Lはふつうに走ります。
- 不満な点
- ここからは多少カラクチですが、本気で購入を考えてる方のために。
(1)エンジン
熟成が足りないのか、荒さが感じられます。新車~5000キロくらいまで、妙なザラついた音と感覚がありました。あと従来のスバル車的な水平対抗のまろやかでいい部分(例えば回転フィールや音等)が硬くて変な方向に無理やり曲げられたような違和感があります。もうひとつ、よく言われていますが3500~4500rpmのトルクの谷は明らかに気になります。あともうひとつ、5000rpmを過ぎてからのパンチ力がもうひとつです。カツーンときてほしいところで今ひとつ、のびません。
(2)車高
まあサスペンション換えれば済む話しなのですが、タイヤとタイヤハウスの隙間がスポーツカーにしては開きすぎですね。日本車はどうしてこうなのでしょうかね。ドイツ車はきっちり収まってるのに…。せっかくのいいデザインが、タイヤの隙間でかなりスポイルされているのがどうしても気になります。
(3)ミッション
エンジンと同じですが、新車~5000kmくらいまで、2速と3速でガラガラした異音が出たのと、2速に入れるときに入りづらいときがありました。ディーラーに点検してもらいましたが異常なく、そのまま乗ってたらいつの間にか消えました。
あとは、乗り降りしづらいとか、左後方が見えにくいとか、フロアマットがペラペラで安っぽいとかありますが、それはこんなクルマですから、そんなもんです。
86(BRZでもいいです)はたくさんの方にこの良さを感じてほしいクルマです。
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