トヨタ 86 「杜撰！86　トムスコンプリート　スーパーチャージャー付」のユーザーレビュー

杜撰！86　トムスコンプリート　スーパーチャージャー付

2017.11.3

総評

ベースマシーンは素性も内装の世界観も良い。コンプリートの外装もカッコいい。しかし稚拙なスーパーチャージャーの味付けと杜撰な作業が全てを台無しにしている。燃調も濃すぎてプラグがカブる。いつの時代だか？トムスの名前を冠しただけの、単なる出来損ないでしょう。

メディアの試乗記があてにならない良い例です。最終的にOKを出した人は、この程度の仕上がりで恥ずかしくないのでしょうか？結局乗れば乗るほど気に入らず、金になるうちに売却。

満足している点

・ベースマシーンの良さ＝運転する楽しみにあふれている（大勢の方が、既に述べているので省略）
・トムス　マフラーのサウンド（うるさすぎず大人なサウンド）
・その他　トムスコンプリート装備全般
・馬力200→232（16％増し）トルク20.9→28.4（35％増し）＝自分には十分です。
慣れるまでは発進時に結構簡単にホイルスピンしてました。
そのまま排気量を上げたような自然な乗り味です。（後述の不満を除く）高回転のただ回っているだけ感はありますが、ターボでも無いですし、燃調も相当安全マージン取っているんでしょうから、仕方ないですね。

不満な点

コンプリートという割には稚拙なセッティングと杜撰な作業。

まず、エンジンの味付け。安っぽすぎる！スーチャーは電磁クラッチ付きで、アイドリング等低回転では過給が効かないようになっているようです。

が、問題は、そのクラッチがつながった瞬間、強烈な段付き加速をしてしまいます。街乗りのアクセルをじわーと踏んだ時でも、その回転数に入るとぎくしゃくしてしまいます。
※1速、2速で、その回転数を避ける運転をすれば実用上は問題ないのですが・・・

トムスは「意図的な味付け」と言っているらしいですが、単に安っぽく、セッティングを煮詰めてないだけです。こんなのは、素人でもセッティングをかじった事がある人なら、必ず避けたいと思う事象です。

ひと昔前の、中速トルクをわざと落として、トルクの中落ちの後の加速感の演出やドッカンターボみたいなかんじと言えば良いのか？何とも安っぽい、時代遅れな味付けで残念です。

バイクのキャブのセッティングをさんざんやった経験上、結局、安心してor/and速く走れる＝フラットトルク＆意図した時に意図した出力が得れることだと個人的に思っているので、この味付けは真逆です。意図的というより、そこまで、セッティングを詰める気が無かったのでしょう。

そして数々の杜撰な作業。アンダーカバーには謎のボルトが落ちていたり、外装のタッピングスクリュはめちゃ斜めになってたり、架装の際に外したであろう所の爪があちこち割れてたり、組み間違えてたり。

デザイン

5

走行性能

1

乗り心地

3

積載性

3

燃費

3

価格

4

故障経験

・トランク内スペアタイヤ収納部に水たまり→テールランプ・パッキン部より侵入
・E/ｇチェックランプ→O２センサー不良