ジムニー ランクル等で10㎝のブロックに乗り上げるには外径の大きなタイヤ もしくは 小さなタイヤどちらの方が楽に乗り上げられるのでしょうか？

Question

机上論では大きなタイヤの方が楽だ！”と考えますが、現実は小さいタイヤの方が軽く超えられます・・・・解説できますでしょうか？

3㎝の木材を超える為にジムニー（185/85/16）ではアクセルをそれなりに踏み込まないとイケませんが、ハイゼットバンで乗り超える場合そんなにアクセルを踏まなくても乗り越えられます。

Answer 1

障害物に乗り上げる…
この能力にはふたつの性能とひとつのディメンジョンが関わります。

まず最初、タイヤの乗り上げ性能というのは直径に比例する現実。
タイヤの半径以上の障害物に乗り上げるのは難しい。
従ってタイヤは大きいに越した事は無い。

しかしながらもうひとつの条件として駆動力というモノがある。
これはエンジンのトルクを減速比で増加し、最終的にタイヤ直径の比を減じたモノ、それが駆動力で、更に言うならギア比の計算上にファイナルのリングギア直径とタイヤ直径の比も関わってくる。
(そもそもギア比というのはギアの歯数の問題では無く直径の比が問題なのである)
この説明で判るように、タイヤ直径が大きくなると駆動力の面では不利になります。

タイヤを大きくして乗り上げ性を上げても駆動力ではマイナスになる。

写真にあるJA22は元々ギア比が高く駆動力に余裕が無い為に、タイヤ直径を大きくすると乗り上げる駆動力が足りずかえって走破性が下がる可能性はあります。

そして最後になるのはホイールベースという条件。
同じ高さの障害物にアプローチするだけならホイールベースは長い方が有利です。
その理由は車体の角度。
ホイールベースが短いと同じ高さでも車体の角度は大きく変化するので、荷重移動が大きくトラクションの変化も大きい。
ま、今回の質問では高さが低いのでこの条件は無視して構わない。



という事で、今回の質問に対する回答は主に二番目の駆動力が関わっていると考えられる。
同一排気量の車両(すなわち同等のトルクを持つエンジン)で駆動力をそのまま発揮出来るハイゼットバンと、元々タイヤが大きく不利な上更に大きなタイヤを履いてしまったジムニーを比較してしまったという事ですね。
仮にジムニー側のタイヤ空気圧を目一杯下げてタイヤの実効半径を減らすとか、4L1速を使う等すれば結果は変わるかもしれません。

質問者からのお礼コメント

トルクも関係あるでしょうね・・この前デリカ、パジェロが急上坂を上るＣＭ有りましたが（ディゼル特性）あれと同じでトルクも関係ありそうですね。確かにＪＡ２２はハイギヤードでデカタイヤは無理してる感が有ります。非力のジムニーＪＡ２２は本来なら少々の凸凹を難なく超えられそうですがトルクが無い為に3㎝の垂木も超えられないのかも知れません

Answer 2

縁石で試してみてください。
縁石は7～10CM程になると思いますが
純正タイヤで十分に乗り越えられます。

Answer 3

先ずは、

ハイゼットバンはどんなトルクで・・・ ジムニーはどんなトルクで・・・
それ＋4駆なのか2駆なのか、
条件を考えないといけないでしょうね、

タイヤの半分の段差を考えてみましょう、
2駆では絶対に越える事は出来ません、
しかし4駆ならば 後輪が前輪の段差への押し付け効果があり、前輪は押し付けられて力により上向きの力が発生するので乗り越えられる可能性があります、

この理屈で言うと 4駆であるならばタイヤ径が大きいほうが乗り越え易いでしょうね、

2駆の場合には力学で考えましょう、
同じ条件で言えば タイヤ径が大きいほうが有利です、

Answer 4

単なる車の特性の違い。
ジムニーはフロントエンジン、ハイゼットはミッドシップ。
車の特性がタイヤ径の優位にまさっているだけ。

段差が大きくなるとタイヤ径の優位が出てくる。

その比較をするなら、同じ車でタイヤ径を変えて、他の車で牽引するとか条件を会わさないと実証にはならないよ。