スバル WRX S4 「納車1ヶ月弱、約1500キロ走行レビュー」のユーザーレビュー

納車1ヶ月弱、約1500キロ走行レビュー

2021.3.3

総評

18クラウンからの乗り替えです。まったくキャラクターの違うクルマからの乗り替えのため、的外れなレビューになっていたらすみません。

乗り替えの理由は車検をもう1度通した時次の2年でかかってくる費用面が第一、そして2つ目にクルマの志向が快適→走りに移ったためです。

MTで本格的なスポーツ走行をするまではいかず2ペダルで走りを楽しめるクルマを、装備的には全車速追従クルコンが付いていることを条件にV37スカイラインハイブリッドと悩んでこちらにたどり着きました。

不満な点に多くのスペースを割いてしまいましたが、ホーンを除けば気にしなかったり使わなかったりすれば済むものなので実際はそんなに深刻じゃありません。いつでも乗るのを楽しみにできて、運転席に座れば高揚感を得られる。このクルマを選んでよかったと心から思えています。

ただし、ある程度乗り手を選ぶクルマだとは思うのでおすすめ度は4つとさせていただきます。

満足している点

・4本出しのマフラー、280㎞/hまで刻まれたメーター、赤1色の室内照明類
走る気にさせる、やる気のみなぎる内外装でとても良いと思います。


・分厚いトルクとCVT
300PSといっても発揮できる場は当然ないわけで、普段使いの恩恵が大きいのはむしろこちら。無理して頑張ってる感が一切なく、かなり器の大きいスペックだと感じました。

・全車速追従クルコン
これはとても便利！前車も定速クルコンは付いてましたが、使い勝手は雲泥の差です。しかしブレーキのタイミングが自分で運転するより遅いのでヒヤッとすることも。クルマのキャラクターに対してブレーキが貧相に見えるのでちょっと不安になったりもします。

・雨滴感応式ワイパー
あまり評判のよろしくない装備ですが、今のところいい塩梅で作動してくれてます。それになんといってもワイパーの動作が静かでスムーズです。

・車速感応オートドアロックがない
前車には付いていた装備ですが、Pレンジに入れると自動でアンロックする裏技のようなものがあって、それを仕込んで初めて便利と思える装備でした。その裏技がないと降りるたびに毎回操作が必要になるためとても煩わしい。ない方が個人的には好ましいです。

不満な点

・純正ホーン
唯一と言っていい許せなかった部分。クルマの外観や性格にとんでもなく合ってない。おそらくその手の要望が多かったのでしょう、現行レヴォーグでは純正でもいい音が鳴るみたいですね。

・これ

そもそも瞬間燃費が常時表示されるのは気にしてしまうから嫌いなんですが、その上このメーター、センター部が「その時合わせているトリップメーターの平均」にセットされるようです。そのため高速から降りた直後などはどんなにおとなしく運転してもゲージはいつもマイナス側になってしまうので精神衛生上よろしくない。表示を消せるか、せめてセンターをカタログ燃費の数値にしてくれれば参考にしやすいのですが。

・これ

後席に人が乗ってるかどうかにかかわらず始動直後は必ず点きます。百歩譲って点くのは良いとしても点灯時間が長すぎます。

・マニュアルモード
ステアリングの切り方次第でパドルでは操作しづらい時があるのでシフトレバーでもアップダウンできると良かった。あとIモードだと4速40㎞/h、5速51～52㎞/h、6速73～74㎞/hにならないと上げられません。せっかく抜群のトルクを持っているのだから、もう少し低速域から選べると良かった。

・フロントの設計
サイドから見ると

車高を落としたりする必要はないなと思うのですが、フロントを見ると

クリアランスが大きく見える。これはリップスポイラー等を付けるのが前提の設計なのではないでしょうか？実際付けたくてしょうがないです。

・ハイビームアシスト
これはとても微妙な装備。なかなか消えてくれなくて心の中で謝ったり、切ってしまうことしばし。すぐに使わなくなってしまいました。

デザイン

4

4本出しのマフラー、280㎞/hまで刻まれたメーター、赤で統一された照明類等いかにも「走りそう」という雰囲気を醸し出しているところが気に入ってます。

走行性能

5

サーキットや峠をガチで攻める方には不評かもしれませんが、普段使いの領域ではこのCVTはとても優秀です。
前車はトルコンの6速ATでしたが、アクセルの微調整による速度管理は前車より格段にしやすいです。
また低回転域からとても分厚いトルクが出るのでとても扱いやすいです。

電動パワステの躾もよくできていて、狙ったラインを取りやすいです。

乗り心地

3

前車がクラウンだったということも影響してそうですが、サスも硬いしそれ以前にシートに座った瞬間硬い。…と思ってたら空気圧が3キロとか入ってたことが発覚。F2.4・R2.3に合わせたらそれなりにしなやかになりました。とはいえそれでも硬く、ドラレコの衝撃感知の感度を低くしていてもそれなりに作動してしまいます。

20～40㎞/hあたりでリアのどこかからビビリ音がしますが1人でしか乗らないため原因未解明。

タイヤはFALKENのAZENIS FK510を履いてますが、舗装が悪いとロードノイズ大き目。きれいな舗装のところでは結構静かです。

積載性

4

ほとんど荷物を載せないオレには十分。フックとかはほとんどなく簡素な造りなので人によっては使い勝手が悪く感じるかもしれません。

シートを倒すとそれなりに広大な空間ができるので、その気になれば車中泊もできるかも？

燃費

4

実燃費10㎞/Lちょうどくらいは前車とほぼ同じ。パワーやトルク、AWDであることを考えれば十分だと思います。

前車よりタンク容量が減ったので給油機会が増えたのは少し煩わしい。

価格

4

いわゆる過走行車ではあるが、メーカーOPが多数装着されておりその点では良い個体に当たったと思います。価格は年式相応ではないでしょうか。

故障経験

たまにナビの電源が落ちてエンジンかけ直しても戻らないことがある。寒い日限定だからバッテリーの電圧が弱いのかな？
また、接触不良なのかステアリングスイッチが効かないことが多い。