スバル WRX STI 「ようこそ、AWDスポーツの世界へ。」のユーザーレビュー

ようこそ、AWDスポーツの世界へ。

2024.7.23

総評

昨今、車体本体価格が軒並み300万を越える中、STIが高いと言うのは、もはや戯れ言の域でしかないかと。
あらゆる部分で熟成され、デフコントロールも出来て、300馬力オーバーの水平対向エンジン搭載なら納得な価格。
280馬力のレガシィにちょっと足せば手に入るんだから、良心的だと思う。

満足している点

存在そのもの。

不満な点

これまでの技術の粋を集めた機体ゆえ継承でとどまったのはもったいない。
開発主幹がいたら、さらに煮詰められ熟成の域はさらに昇華されたんじゃないかと思う。

デフからのメカニカルノイズ(バックラッシュ)が時たまあるが、気になるか否かはユーザー次第。

メカニック泣かせのブレンボモノコックキャリパー。

デザイン

5

エッジの効いたデザイン、視認性と空力を兼ね備えた大型リアウィング、嫌みのないオーバーフェンダー。

走行性能

5

かのプロドライバーがこのAWDはよく曲がると認めた、スバル伝統のシンメトリカルAWD。
下のトルクはうすいとはいえ、暴力的な加速ではなくあくまでもフラットな傾向は、特に冬場のトラクションが破綻しない。
ドリフト体制でも暴れない足周り。

乗り心地

4

基本的には硬い。
だが、高速に入ると吸い付くようなトラクションと適度な柔らかさに変わる。

積載性

5

リアシートが倒せて人ひとり寝ることも可能。
１８インチタイヤなら4本積める。
これまでのセダンの常識を覆してるかと思う。

燃費

4

お世辞にも良くはない。
一桁なんてざらで、10km/l行けばいい方。
しかし、フルタイムAWDとハイパワーユニットなら上等だろう。

価格

5

トータルでみれば、いっぱしの年収くらいにはなってしまうだろうが、最新のクルマと比べたらリーズナブルというまやかしに襲われる笑笑

故障経験

助手席側前後スピーカー故障。
バックカメラのブラックアウト(一回)。
バッテリーあがり(寿命)。