スバル レヴォーグ 「何度でも感動出来る車」のユーザーレビュー

何度でも感動出来る車

2022.3.27

総評

ドライブモードセレクトで車の特性を様々に切り替えられることが魅力です。
ですが、本当の魅力は運転支援機能や安全支援機能だと思います。

元々の視界の良さに加え、フロント・サイド・リアのカメラが死角を埋めてくれます。

バックで交差点に入る時には、横から近づいてくる車を警告してくれます。(仕組みは未だにわかりませんが)

運転が楽しい事も勿論ですが、それがいつまでも続く、最高の安全性を備えた最高の車です。

満足している点

先代からパワートレイン以外の全てで数段階の正当進化を遂げています。

ドライブモードセレクトによって、エンジン特性だけでなく、乗り心地や操舵性まで切り替えられるようになりました。

運転を車に任せてみたり、自分で操ってみたり、ちょっとしたドライブでも新しい刺激を得られるのが楽しいです。

不満な点

リコールの多さとナビの精度に不満があります。

リコールは、これまでに無い新しい車なのである程度は仕方ないとは思っています。
リコールを乗り越えれば、直した箇所が新品になるのには少し救われます。

ナビは、私がカロッツェリア信者なのでどうしてもそれと比べてしまいます。

カロッツェリアなら、交差点の手前では「次の交差点を右です」「右です」と繰り返し案内があり、高速JCTの手前では「左側2レーンをお進みください」と親切な道案内がありました。

DSRCも障害物案内と渋滞情報で通知を個別にON/OFF出来て欲しいですが、このナビではできません。
ナビに関しては残念なポイントが多いです。

とはいえパナソニックのナビよりは道案内は的確でまともです。

デザイン

5

スバルらしいダイナミックさに加え、スバルらしからぬ大人っぽさを持ったデザインだと思います。

WRXと似たデザインですが上手く棲み分けがされています。
初代レヴォーグ(A型)ではWRXを見る度に羨ましく思いましたが今回はそれを感じないのが嬉しいです。

走行性能

5

今回はComfort, Normal, Sports, Sports+の4段階でドライブモードを選ぶことが出来ます。

前回はモードIかモードSの二択でしたが、モードIがNormal相当、モードSがSports相当かと思います。

家族を乗せる際にはComfortを、1人で峠に行くときはSports+と、以前よりもメリハリのある走りが出来るようになりました。

Sports+を選ぶと、加速減速ともに高回転域を多用するようになり、まさにスポーツ走行が出来るようになります。

乗り心地

5

Normalモードでも、初代(A型)よりも少し足回りが柔らかくなったと感じます。
スバルらしい硬さはありつつ、路面のギャップを上手く消す設定になっています。
この硬さは、初代の最終型とほぼ同等らしいです。

さらに、Comfortモードを選べば更に優しい走りを実現出来ます。
元々、発車停車には非常に気を遣っていますが、それを上回る上品な運転が可能になります。

しかも、雑な操作でも丁寧な運転になります。

乗り心地が良いのは勿論、それを運転手が意識せずに実現できるのが素晴らしいです。

積載性

5

初代と同様に沢山詰めます。
後部座席の真ん中が倒せるようになったので、3人以上乗った時でもスノボなどの長物を載せやすくなりました。

燃費

3

平均燃費11km/L程度です。
初代に比べて0.8km/Lほど下がっている気がします。

価格

5

高い買い物ですが、コスパは非常に良いと思います。

新車購入時の総額は500万ほどでした。
同等の先端装備を持ったDクラスにはスカイラインがありますが、そちらは600万を超えます。

故障経験

既に解決していますが、ステアリングセンサー不良によるアイサイト系全機能停止の不具合には悩まされました。

今はもう対策品が開発されています。
これからB型を買う方は、特に問題は起こらないように思います。