スバル レヴォーグ 「見るべきはアイサイト＆ダウンサイジングターボのパフォーマンス」のユーザーレビュー

見るべきはアイサイト＆ダウンサイジングターボのパフォーマンス

2015.7.6

総評

500万円以下のワゴンなら、間違いなくレヴォーグ一択だ。他社ワゴンとは比較にすらならないだろう。600万円だせば納得できる輸入車が買えるだろうが、300万円台で買えてしまうレヴォーグは、恐るべきコストパフォーマンスだといえる。
ただ、同じ値段の新型レガシィB4と乗り比べてしまうと、色々な不満が表にでてしまう（特に騒音は耐え難い）ので、買うことはないだろうなあ。

満足している点

アイサイトver3は「凄い！」の一言につきる。緊急停止はもちろん体験しなかったが、前車追従クルコンが便利すぎる。低速ノロノロにはまっても、アクセルに右足を乗せていないだけでイライラしないのだと気づかせてくれた。これは精神衛生上も非常によろしい。
これにダウンサイジング・ターボと、ワゴンとは思えないハンドリングで、高速での長距離移動が主な使い方なら無敵だ。

不満な点

新型レガシィB4と比べるのは酷なのかもしれないが、現在の車BL5-2.0iよりも明らかに劣るのが、騒音だ。
街中だと気にならないが、高速では耐え難い。サービスエリアでラジオをつけてから、本線に出て速度を上げると全く聞こえないのだ。まあ、これも好みの問題で、オーディオのボリュームはせいぜい１０～１２くらいしか上げないからだろう。同価格帯の他社の車なら、聞こえなくて当たり前なんだけどね。
現車BL5-2.0iと新型B4では、そういうことが出来てしまうのが特別。

デザイン

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走行性能

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【パワー感】
必要にして十分。1.6とはいえ、さすがターボ。1.6NAのインプレッサとは比較にならない。
ただ、CVTのセッティングのせいか、60キロくらいまでの加速感の演出がいまいち。何で加速しないんだろうとメーターを見ると、しっかり速度は出ていて慌ててアクセルを抜くことになる。そこから先も加速していくシチュエーションなら気持ちいいのだけれど、一般道では発揮できないのが勿体無い。
【操作性】
先代ツーリングワゴンより、かなりの進化。後部に感じる重さがかなり減っていて、同じワゴンボディとは思えないハンドリング。というか、他社セダンよりずっと良い。旋回の初期にフロントの重さを感じるが、これは先代＆先々代レガシィでもターボ付きはそうだったから、パワーと引き換えというところか。
【直進性】
高速では、レガシィ同様、手を添えているだけでまっすぐ走ってくれる。切り始めのステアリング重さが若干不自然だが、許容はできる範囲。
低速ではクイックなハンドリングが心地いい反面、直進時には手を添えているだけでは心もとなく、荒れた路面では若干の補正舵が必要だ。これは、フレキシブル・タワーバー装着で解決するだろうから問題というほどではないが。標準装備にすればいいのに。
【コーナリング】
さすがの低重心ボディは、素直に曲がってくれる。リアがついてくるのが感動的。国産FF（スイフトスポーツを除く）から乗り換えたら、異次元の高性能だろう。
アラを探せば、レガシィB4よりヨーイングの重さを感じるが、ワゴンだから仕方が無い。

乗り心地

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【サスペンション】
１８インチにしては、低速での乗りやすさは秀逸。同価格帯の国産車１８インチで匹敵するものは無い。
速度を上げるとさらに安定するのは欧州車っぽくて良い。
【シート】
サイドサポートが狭めだが、きついという程ではない。センターがやわらかく、サイドが硬い感じ。上下振動や突き上げを嫌ってなのかもしれない。あまり好みではないが、許容範囲ではある。
【静粛性】
エンジンの音はそこそこ遮音されている。アイドリング・ストップも慣れれば気にならなくなるレベル。
ロードノイズは下述。

積載性

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燃費

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郊外で１２キロ、高速（短距離）で１５～１６キロと、ターボ車でかつ重いワゴンなのに、軽量NAのBL5-2.0iと同等なのは、すごい。
高速で長距離乗れば、巡航時にターボは働かないので、もっと燃費が伸びそうだ。

価格

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故障経験