スバル BRZ 「BRZ」のユーザーレビュー

BRZ

2018.11.18

総評

過小評価されているかもしれない、普通にいい車。

満足している点

ターンインで鬼のようにしかも軽々曲がる。
誇張なしで、かつてコーナーリングマシンと言われた某国産スポーツカーより曲がる。
（ワンメイクレースで使われる16インチ7J +48mmのホイールに205～225幅のハイグリップ履かせて曲げたらめちゃくちゃ曲がってびっくりしました。）

クリップを過ぎてからはテールコントロールが楽しい。

低重心はマジで感じます。脚柔らかくてもロールやピッチングが少ない。

フルブレーキすると、某スポーツカーはサスがヨレてフロントが少し変な方向を向くけど、こちらはヨレずにまっすぐ止まれる。

サーキットで縁石をまたいでも綺麗に衝撃を減衰してくれて弾かれない。（ラリーカーノウハウのフィードバック？）

加速は言われてるほど遅くない。
S2000が最高速167km/hで走るストレートを、エンジンECUノーマルで同164km/hで走る。

エキゾーストノートが粒がそろった滑らかな音がする。マフラー変えて音量が上がっても耳障りな感じがしない。

暑すぎたり寒すぎたりすることがなく、エアコンを使うことがほとんどない。

燃費がとても良い。

ブレーキはサイドブレーキ含めしっかり効く。

Rグレードなので内装はチープで一見金かけてなさそうだけど、操作してて不都合が全くない。人間工学的によく考えられていそう。
見た目は豪華だけど機能的にはポンコツみたいな車もある。スポーツカーとしてはちゃんと操作できるのが重要で、その点非常に優秀。

純正シートのトリコットが臭くなりづらい。

結構荷物入る。
マフラーやらタイヤやら、車弄りするときに入らなかった荷物がないです。

2020年6月現在、中古車価格が内容のわりに安く見える。お買い得なスポーツカーだと個人的には思います。

不満な点

NDロードスターなどのイマドキの車の例にもれず、街乗り速度だとスロットルレスポンスがもっさり。と思いきや、ちょっと踏み足すと急にスロットルが開くという、全く乗り手に寄り添う気がない不自然な制御を見せるところ。
（ギリギリのところで排ガス規制をパスしてるのがこういうイビツさとなって現れるのかなと思います）

サーキットで全開で走っている分にはスロットル制御のもっさり感・不自然さはないが、エンジンの回転落ちが遅すぎてシフトショックが大きいところ。
特に1~3速の間がギヤが離れているので余計ショックが大きい。

テールコントロールが楽しいけど、ガチでタイム縮めたいときにトラクション抜けが仇となるところ。

みんカラ上ではエンジンブローやミッションブローの話が比較的よく聞かれるところ。（でも販売台数が多いので、割合でいったらどうなの？と思うところはある。）
さらにパーシャルエンジンやミッションが高価なこと。（エンジンは95万円。ミッションは35万円くらい？エンジン高すぎ。）

騒音規制への対策なのか？90年台のVTECなどと比べるとスポーツカーにしては少し静かすぎるところ。
もう少し野性味が欲しい。

ハンドルとシフトノブが遠すぎるところ。
（ペダル類が手前すぎる）

純正クラッチだと、クラッチペダルの踏み代が多すぎるところ。

内装がチープなところ。
（シート替えやドンガラするのに躊躇がないという意味では逆に良い点。）

ファイナルギヤ比4.3だと微妙にギヤが足りなくなるサーキットが多いところ。

デザイン

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走行性能

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とりあえず鬼のように曲がります。
それでいてテールコントロールが容易、ピーキーな挙動はありません。

乗り心地

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一言でいうと「しなやか」。
純正サスで不満はないです。（慣れてきて少し固めたくなりましたが、それでも純正サスには不満はありません）
ピッチングはそれなりにしますが、ロールはほとんどしません。
コシのあるしっかり感と、しなやかさを両立していると感じます。不快な突き上げもありません。

水平対向は振動が少なく滑らかだといいますが、実際にエンジンを回してもビリビリとした振動がなく、スムースです。
モータースポーツフリークではない人にウケがいいのはこういった音だろうと思います。

純正シートの座り心地もかなり良いです。
フルバケほどではないにしても、しっかりホールドしてくれる感じがあります。

積載性

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一人で乗る分には十分すぎるぐらいの積載量です。

リアシートを倒せば、体をほぼ真っすぐにして寝れます。スキーの板も積めました。

タイヤ4本やセンターパイプ・マフラーといった大型パーツをガレージまで運搬することもできましたし、友達からの家具の買い出しに付き合ってほしい（家まで運んでほしい）という依頼にも対応できました。

燃費

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完全純正状態・OBD2接続のレーダーでの計測による参考値です。

都心：
ストップアンドゴーを繰り返す環境だと8～10km/L程度です。
幹線道路に乗れば15km/Lも普通に出ます。

信号がないワインディング：
上り坂がなく、60km/h以下で走るような場合、20km/L以上出ることもめずらしくないです。

高速道路：
100km/hでのパーシャル走行で12～15km/L程度

サーキット：
4km/L（クーリング走行込み）

普通に回せばそれなりの燃費になりますが、燃費走行に振ればかなりの高燃費で走行できます。（が、その場合は運転は楽しくないです。笑）

コールドスタートの暖気でかなりガスを食っているようです。完全暖気状態でスタートした場合は、ストップ＆ゴーの運転でも10km/L以上出ます。

価格

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故障経験

丸2年、月イチ程度でサーキット走っていますが皆無です。