スバル BRZ 「時代の要求で変化し続けるスポーツカーの姿」のユーザーレビュー

時代の要求で変化し続けるスポーツカーの姿

2018.1.7

総評

スペックだけで見るのであれば、スポーティーカーかもしれませんが、この車でしかできなかった、水平対向FRという唯一無二の圧倒的なパフォーマンスは、一級品で色あせることはないです。

パワーはありません。高速道路で右車線多様の方はこの車は合いません。
低重心FR。電子制御も最低限。古典的な車で、普通の車のように普通に運転するのも気を使いますが、車と一緒に走りたい。ずっと走っていきたい。と感じる方は、乗ってみて、この86/BRZの作る世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

満足している点

低重心かつFRの恩恵で、異次元の曲がり方をします。
踏み込んでも軽さゆえに普通に加速します。ただし谷間は若干とはいえ感じます。ノーマルはそういうキャラクターです。
小径のステアリングにコントローラブルなブレーキで、微小な入力に対して非常に素直です。サスペンションも絶妙で、自分の腕をそのままフィードバックします。ごめんよ、もっと練習するよ。。

実際にはフロントへの加重なしでは弱アンダー気味で旋回を開始します。
きちんと曲がるには、セオリー通りにフロントへ荷重を残しつつのステアリング操作、クリップについたら徐々にアクセルを煽ると、自然と笑顔になります。

不満な点

GTグレードのブレンボ様によるホイールの選択肢の少なさは絶句モンです。17インチのまま、スペーサーなしという条件ではほぼ皆無です。
不満かな？ホイール探しているときは楽しかったけど。

それ以外は不満もかわいさです。そこが納得できないなら乗らないほうが幸せです。
それと、どのスポーツカーもそうですが、周りの方の理解がないとすぐに手放してしまいます。きっと。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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ザックスのサスペンションですが、40km/h程度までは若干の突き上げを感じます。ただ、がつんと来てもボディがきしむようなものではなく、ごつっと一瞬上下する程度です。収まりがいいので不快なことはありません。スバル車に乗りなれている人なら非常に好感が持てるでしょう。
それ以外の微小な入力はほとんどいなしてくれています。

同乗者がいると非常に気を使います。スロットル操作やステアリングなどの、車への入力がダイレクトにばれます。
腕の見せ所ですね。

積載性

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クーペに積載を求めるのは、と思いますが、後部座席を倒すとフラットになるため、広いです。
納車初日にタイヤを2本とそのほか大量の荷物や工具をディーラーから運びましたが、助手席には人が普通に乗れます。
ゴルフバックは出し入れにコツがいりますが、二人分のバッグを載せて着替えを放り込んでも乗れます。

あと、後部座席を倒した状態であれば、170cm程度ならば斜めになると足を延ばして寝られます。リアウインドウから星空を眺めながらのんびりできます。車中泊も完璧ですね。もう住もうかな。。
ちなみに2017SuperGTのFSWの時に車中泊しました。二人でも割と快適でした。荷物はぎりぎりでしたが。

唯一の注意点はトランクリッドの開閉口が若干狭いです。まいばすけっとを入れるときに持ち手を立てたままでは入りません。ネギも出たままでは折れます。
買い物かごが入ればいいという条件をクリア(?)しているので、個人的には満足です。というか、思ったよりも詰めます。
最高記録は折り畳みテーブルと8人分のしゃぶしゃぶ食材とカバン、カメラ、工具で男3人乗車でも動きました。まだ余裕あったので、スバルの積載は本当にすごい。

燃費

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高速/一般道 半分ずつで13km/l　この燃費は我慢した走行をほとんどしなくてもでます。
一般道のみはまだ試していませんが、10km/lは下回らないかと思います。
思わぬ誤算です。今まで燃費1桁しか乗ったことないので、こんなに小食で大丈夫なのかと焦ります。

燃料タンクが50lなので若干小さいですが、12km/lで走行すれば、500kmは連続走行できますので、毎年恒例の大阪旅行は片道給油なしでできます。大満足。
九州への帰省(1300km)も前車のレガシィのちょっと早め給油で乗り切れそうです。

この燃費は、本当にトヨタさんの技術の賜物ですね。素晴らしいの一言です。感謝です。

価格

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故障経験

まだ１年なので故障はありませんが、シートベルトと足元から若干軋み音の前兆が聞こえます。
ダッシュボードの収納スペースに隠したETCの両面テープが取れます。微振動がすごいようです。気になりませんが、この前落ちた衝撃でETCが抜けてしまったようで一旦停止しました。一般兼用で助かりました。