2018年6月
■2018年6月
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ロールス・ロイスでは初となるSUV、「カリナン」を2018年6月11日に発表、同日より予約販売の受付けを開始した。
世界最大のダイヤモンドの名前「カリナン」を冠した究極のラグジュアリー・オフローダー。独自のアルミスペースフレーム構造「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」、最新型自動レベリング式エアサスペンションを採用することで、「魔法の絨毯のような乗り心地」をオンロードだけではなく、オフロードでも実現したという。
サスペンションは前ダブルウィッシュボーン/後5リンク式を採用する。カリナンには既存のエアサスペンションシステムに大型エアストラットを追加し、オフロード走行における路面からの衝撃を緩和。ロールス・ロイス初の四輪駆動の採用し、「どこでも快適に」走行することを実現した「エブリウェア(どこでも)」と名付けられたボタンを押すことで、荒れた道路、砂利道、湿った草むら、ぬかるみ、雪原、砂の上といったあらゆる環境に対応する。
パワーユニットは最高出力420kW(571ps)/5000rpm、最大トルク850Nm/1600rpmを発生する6.75リッターV12ツインターボ。全長5340mm×全幅2000mm×全高1835mm、車両重量2660kgのボディを引っ張るには十分な性能を備えており、最高速はリミッターが作動する250㎞/hに達する。
リヤにわずかなノッチを設けた「3ボックス」デザインでありながら、ブランド史上初となるテールゲートを採用した。後席3人掛け「ラウンジシート」のトランク容量は560L(トノカバーを外すと600L)を確保。後席を折りたたむことで2245mmの奥行きと1930Lの荷物用スペースを確保。究極のラグジュアリーをもたらすという後席「インディヴィジュアル・シート」は後席とリヤコンパートメントをガラス製パーティーションにより分割。ラゲッジコンパートメントに侵入した熱気、冷気が車内に入るのを防ぐなどの効果が得られるという。
先進安全装備についても昼間・夜間野生動物・歩行者警告機能付きナイトビジョン/ビジョンアシスト、パノラマビュー・全方位視野システム、アクティブクルーズコントロール、衝突警告、交差交通警告、車線逸脱・車線変更警告、高解像度ヘッドアップディスプレイなどの最先端技術を導入している。
■2019年11月
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、「カリナン」に特別仕様車「ブラックバッジ」を設定して、2019年11月7日に発表した。