ポルシェ 718 ボクスター 「911より軽快に走る」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
2

911より軽快に走る

2023.9.13

年式
2016年2月〜モデル
総評
口の悪い人は「プアマンズポルシェ」なんていうかもしれませんが、そんな人には言わせておけばいいのです。この軽快感や運動性能の素直さを知ると、「ドライブを楽しむならこれぞポルシェの神髄」と思わずにはいられませんから。
満足している点
走りの気持ちよさ。それに尽きます。どうしても「ほかにも!」と言われれば、2シーターミッドシップオープンスポーツカーなのに荷物がたくさん積めて実用的なこともライバルに対するアドバンテージですね。
不満な点
かつてに比べると値段が高い……とは口が裂けても言いません。性能や運転する楽しさの割には安い……かな?
デザイン

5

見るからにポルシェ、そして見るからにボクスターだとわかる唯一無二のスタイリングはさすがですね。美しいし、カッコいいなあ。
走行性能

5

これで走行性能が不満という人が世の中にいるなんて……。冗談はともかく、さすがスポーツカーメーカーの作るスポーツカーですね。素のモデルでも今や300psというハイレベルな動力性能。ただ、多くを望むのであれば自然吸気の6気筒エンジンを積んだモデルがオススメです。速さ云々ではなく、エンジンのフィーリングや音といった官能性能が素晴らしくなるので。
乗り心地

4

標準タイプが良好なのは当然ですが、「GTS」といった“より上”のモデルを選んでも文句なしの水準。ドライブデートだって涼しい顔してこなします。
積載性

4

ポルシェのミッドシップスポーツカーの凄いところは、荷室スペースが広いこと。その特徴はクローズドボディのケイマンだけでなくボクスターも備えています。ボンネット内が大容量スペースなのに加え(中型スーツケースが2つ収まる)、車両後部にあるトランクも便利。ここまで荷物が多く積めるミッドシップスポーツカーって、ボクスター&ケイマンのほかにありましたっけ?
燃費

3

先代から「718ケイマン」に進化したとき、エンジンは排気量&気筒数を落としつつターボ化しました。その理由は燃費のため。その燃費値はカタログスペックで10km/Lプラスα程度ですが、それ以前に比べるとしっかり向上していますね。このパワーと楽しさでこれだけ走れば、十分では。
価格

2

20年ちょっと前にデビューした際は「割と気軽に買えるポルシェ」でしたが、気が付けばベースグレードでも900万円ほどに成長。まあ、クルマの価格は全体的に高くなっていますからねぇ……。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
ポルシェ 718 ボクスター 新型・現行モデル

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