プジョー 307 (ハッチバック) 「1年と10ヶ月　50000km乗った感想...」のユーザーレビュー

1年と10ヶ月　50000km乗った感想...

2004.6.1

総評

1年と10ヶ月　50000km乗った感想です。
パワー、足回り、エンジン、AT、ステアリングなど絶妙にバランスされていて、なかなか上出来だと思います。
このクラスの日本の大衆車と比べてみて、操縦安定性において
天と地ほどの差があります。その高い操縦安定性のおかげで、走行フィーリングが抜群に良くコーナーリングが快感です。
今まで運転していてコーナーなどで恐怖を感じる車はたくさんありましたが快感すら感じさせる車は初めてです。
それと、不満な点に上げたパワー不足ですが、このパワー、トルクは、コーナーにおいてドライバーの不用意な（ラフな）スロット操作に対して
車の姿勢を乱すようなことはなく、きわめてニュートラルにコーナーをクリアーしてしまいます。
まさしくこれが、プジョーの車作りに対する考え方であり良心でしょう（どんなドライバーでも楽しく、安全に）。
しかしながら、これらのお得意の絶妙ながら地味なチューニングは、分かりづらい特徴です。思う存分307を走らせる環境にない人たちにとってこの車は日本車となんら変わりありません。
私が、おすすめ度を5にしたのは、このためです。
我が日本車の絶対的なアドバンテージは、故障の少なさです。それは、尊敬に値しますね。
残念ながらプジョーは、307で大分品質が上がったとはいえいまだにマイナーなトラブルがあるのも事実です。
307のいい部分を感じられない人たちにとって、くだらない不具合は、この車を日本車以下に感じさせてしまうかもしれません。
走る、止まる、曲がる等、基本的な車作りがうまいだけに残念なことです。

さてさて結論ですが、車をただの荷物を運ぶ道具と思っている人、運転する事に喜びを見いだせない人やブランドイメージだけで購入を考えている人は、何度か試乗し熟慮のうえ決めて下さい。
反対に車が好きで、走ることが好きな人に是非、307に限らずプジョーに一生に一度ぐらいは乗ってみて欲しいものです。
きっと、今までと違った世界が待ってますよ。
私的には、走っていて気持ちが良すぎて欠点なんか吹っ飛んでしまいます。
はっきり言って車に対する価値観が変わってしまいました。

追伸、よく307をミニバンぽいと批判する人がいますが、私、自分の307を見ていて一度もミニバンを想像したことないですがどうしてでしょう。

満足している点

最大の美点、素直なハンドリング性能とニュートラルな車の挙動。
曲がろうとする分だけハンドルを切るとその通りに車の鼻先が動くという当たり前のことが、すばらしく気持ちいい。なぜか日本車には、望めない事です。
コーナーリング中、終始弱アンダーを保ち続けるニュートラルステア感は、2本のレールの上を走っているような感覚。このときの横Ｇは、快感です。

いざというときに信頼できる、高い操縦安定性。これは、高速時の緊急回避を体験しないと実感できないことですが、私が体験した限りでは、ESPがついていないにも関わらずかなりの実力の持ち主だと感じました。

不満な点

もう少し欲しいエンジンパワー。
硬めの足。
ESPが、設定されていない（これは、意見が分かれるところか？）。
完璧に直らないいろいろな不具合（私の307は、今のところ少ないかも）

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験