プジョー 307 (ハッチバック) 「日本でもディーゼルエンジンの導入を！ ３年前のＧＷにドイツへ渡航した際、ミュンヘンのレンタカー屋で借りたのが シルバーの３０７ＴＤＩでした。残念ながら」のユーザーレビュー

日本でもディーゼルエンジンの導入を！ ３年前のＧＷにドイツへ渡航した際、ミュンヘンのレンタカー屋で借りたのが シルバーの３０７ＴＤＩでした。残念ながら

2010.1.30

総評

日本でもディーゼルエンジンの導入を！
３年前のＧＷにドイツへ渡航した際、ミュンヘンのレンタカー屋で借りたのが
シルバーの３０７ＴＤＩでした。残念ながら日本には導入されていないモデル
ですが、日本に導入されていれば心の底から欲しいと思える車でした。
近年、欧州で販売される新車の6割近くがディーゼルエンジン車であると聞いた
事があるのですが、その理由が理解できる大変出来の良い車でした。
スタイリングは日本で販売されているモデルと同一ですが、個人的な好みで
言えば、307は前期型の方が幾分良かったかなと思えます。
でも、306の前期モデルの方が遥かにカッコ良かったと思っているのは私だけ
でしょうか？
今回は、どうして日本で販売されないのかと思うほど素晴らしい出来の
307ＴＤＩについて記してみたいと思います。

満足している点

欧州で売られる最新のディーゼルエンジンは、黒煙を吐かない。
バブルの頃、豪華装備で飾り立てたクロカン型４ＷＤの黒煙はなんだったのか？
そう思えるほどに、クリーンな印象。
３０７に搭載されているターボディーゼルは、煙を殆ど吐く事も無く、しかも
とてもスムーズで静か。そして抜群の低燃費が魅力。欧州地域でのレンタカーと
言う事もあり、当然ながらミッションはＭＴだったのですが、この組み合わせも
良かった。低速からトルクがあり、低い回転ながらもレッドゾーンまで綺麗に
回るエンジンは、意外にスポーティー。アウトバーンでの最高速も170Km/h付近
まで軽く出たように記憶している。
（家族とのドライブ旅行だった為、それ以上は出さなかった）
ドイツはミュンヘンを出発してフュッセン～オーストリアのアルプスの峠を越えて
スイス～リヒテンシュタインと走って、ボーデン湖を見てミュンヘンに戻るという
約800Km超の旅。結局旅の途中で給油する事はありませんでした。
子供を連れていたのでエアコンもそれなりに使っていたのに800KMを無給油。
満タンで６０Ｌくらいは入るのかな？しかも価格の安い軽油。
節約家の嫁さんも驚きの経済性。
パワフルで低燃費。これは非常に魅力的です。
排ガス規制の諸問題もあるのでしょうが、是非日本でも販売して欲しいと切に
願いたい307TDIです。

不満な点

果たして短所と言うべきか？
それはハンドリング。1992年に渡欧した際に借りたプジョー405の事を思い出すと
随分ドッシリとした直進安定性だなと感心した。が、プジョーの代名詞とも言える
“猫足”というキャラクターは希薄になったのかなとも思える。
当時と比べると、ホイールの大径化やタイヤの扁平や太さの関係もあると思うが、
時代の進化を感じる部分。でも、405の頃の猫足も捨てがたいなと思える。
因みに殆ど新車の307TDIには16インチのアルミホイールにピレリの新しいＰ７が
履かされていた。乗り心地が良く、静かなタイヤ。
それと好みが分かれる部分ではあるけど、エクステリアデザイン。
306から比べると、車の機能は進化したが、デザインは後退したと私は思う。
そして最大の短所は、この優れたディーゼル307を導入しないプジョージャポンの
怠慢な営業姿勢。206や306の頃はＭＴ車の選択肢が多かったのに、今は少ないし。
今の日本では新世代ディーゼルの凄さを体感する機会は少ないけれど、
エコカーはハイブリッドだけではない事を、是非日本に知らしめて欲しい。
そう願っています。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験