プジョー 207 (ハッチバック) 「あまり使っていなかった片方の脳ミソが刺激...」のユーザーレビュー

あまり使っていなかった片方の脳ミソが刺激...

2008.4.30

総評

あまり使っていなかった片方の脳ミソが刺激を受けている感じがするクルマです。
クルマを買えるようなって以来、過去１５年間でスポーツカーやＧＴ系を中心に国産車とドイツ車あわせて７台乗り継いできたが、肩肘張るだけの生活じゃいけないと思い始めていた自身の価値観リズムにぴったりはまった格好だ。
そういう意味では、ルノーやシトロエンの一部車種に濃厚に感じる「フランス」は薄めだが、充分人生に影響してくれるように思える。
今後、長く乗れるならデザインへの感じ方が自分自身どのように変化していくのか、大変興味を持っている。
ちなみに、ここ数年の中で、他のフランスメーカーのクルマを試乗してみて、本当に記憶に残って脳天にきたヤツは、ルノーカングーとシトロエンのＣ４だったのだ。
プジョーのこれは、それほど濃い口ではないが、だからこそすんなり乗れるクルマだと思う。
購入車のリストに少しでも加える興味のある方は、どうぞ「感受性」で試乗を繰り返してみてはかがでしょうか？
「よし！」でも「まあ、これかな」でも、ちょっと感じたら不満なく乗れる気がします。

満足している点

第一に、そのエクステリアデザインに満足している。というか、惚れている。デザインの良し悪しは、まったく個々の好みの問題だが、私個人にとってブラボー以外の何者でもない。シトロエンとは違った前衛的な見事さを感じる。
第二に、４速ＡＴのデキ。４速ぽっちのＡＴと最初はある種馬鹿にしていたが（あきらめていたが）、試乗を繰り返すうちにブラボー、ブラボー。まるでマニュアル車に乗っているようで楽しい。国産車の無味無臭感とはまったく違って個性的、かつ、ドイツ車のように精密な感じもない。まるで昔乗り回していたロードレーサー（自転車）の変速機のような味を感じる。
第三に、エンジン音と排気音。刺激的過ぎず、静か過ぎず。でも性能の良さをアピールしてる感がある。ＢＭＷ ＭＩＮＩより明らかに心地いい。
第四に、全体として「頑張ってます」という感じがまったくしない。だから、ホンダのスポーツカーに乗り込むときのような気合もいらないし、ドイツ車に乗るときの「なぜかクルマに気をつかってしまう感」もない。気楽。でも「クルマ運転してます感」はある。すばらしい。

不満な点

ガスペダルの「軽さ」と「配置」。違和感は相当だ。昔履き慣らしたドライビングシューズにわざわざ履き替えている。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験