GT試乗の感想
フロントデザインは206に比べると男性的になりました。いわゆる最近のプジョー顔です。写真で見るより全体的にどっしりとしていて塊感があり
2007.4.23
- 総評
- GT試乗の感想
フロントデザインは206に比べると男性的になりました。いわゆる最近のプジョー顔です。写真で見るより全体的にどっしりとしていて塊感があり真横から見ると少しつぶれた感じです。別の言い方をすれば使いかけの石鹸もしくは背を伏せた猫のようです。フェンダー周りの処理は結構きれいですよ。内装は206より格段に良くなりました。プラスチッキーな部分は減りシボ加工のダッシュボードにカーボン調のトリムがあしらわれています。私は気に入りました。シフトレバーはアルミの塊で夏は汗で滑るかも。ペダルレイアウトは206より改善されましたがクラッチ横のフットレストは在るのか無いのかわからない状態で高速では左足の置き場に困るでしょう。ペダルの高さもちょっと高い気がします。間隔は改善されましたが狭いです。やはりワークブーツ系の靴で乗るのは無理でしょう。スニーカーでぴったりです。以前、206をごつい靴で運転したところブレーキとアクセルを同時に踏んでしまいギョッとした経験があります。ところでエアコン吹出し口の上に香水のセットする場所がありここはいかにも仏車らしい心配りですね。憎い演出です。リアシートは結構狭いですがドアが大きいので乗り込みやすいかも。逆に大きいドアのせいで狭い駐車場では気をつけなければいけませんね。途中のドアストップも弱いですし・・・。開閉音は206とは違い重厚感があり好印象でした。トランクルームは206よりは大きくなりましたが横幅があまり進化していません。ゴルフをされる方はドライバーはやはりキャディーバックから出した状態で入れないといけないかも。実験していませんが・・・。エンジンルームは異常に狭いです。ノーズの2/3ぐらいしか開かずその先はクラッシャブルゾーンです。よくこんなところに加給器エンジンを詰め込んだねという印象です。その先には笑ったような大口をあけ鼻の代わりのライオンマークがちょこんと載っています。それとサイドミラーは大きくて見易くガラスも大きいので視界はグッドです。ちなみに室内は非常に明るいです。
- 満足している点
- 試乗コースは混んでいる上に狭い道路もあるので高回転は体験できませんでした。でも低速トルクはあり運転しやすいです。ターボとは思えません。クラッチは軽く振動も少ないですがあまり神経質にならずに繋げます。206と比べるととにかく静か!何か少し高級車になった感じでした。いわゆるホットハッチではありません。バリバリをお求めなら夏過ぎに出るGTIをお待ちあれ。足回りはグッドです。タイヤが太いので少し固めですが不快感はありません。ハンドルを切ればスパッと曲がってくれて回頭性は良好。昔のプリメーラの様で快感です。猫足と犬足の折半という感じでしょうか?天井のガラスルーフは良いですよ。香水発生装置も含めて。試乗車はラセルタイエローという黄緑色のような春らしいとってもきれいな色でした。ライムグリーンなんかがあったら女性にも受けるかも。この車にはシルバーやお約束の青よりも明るい色が似合う気がします。
- 不満な点
- ボディーが大きくなったのに室内にその恩恵が表れていない感じです。確かに横幅が大きくなった分、シートも厚く大きくなりましたがリアシートのレッグスペースが狭くまたデザインの関係で背の大きい人では頭がリアガラスにゴッツンしてしまいます。それとやはりペダルレイアウトとウィンカースイッチ等はどうにかして貰いたいです。オートワイパーやオートライトも不要です。フランスらしく合理的にして貰いたいです。それと内装のセレクトも少ないです。本国では15種類から選べるとか・・・。うらやましいです。ステレオはいかにも国内での後付感ぷんぷんです。307のように製造段階から組込んで欲しいです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験