プジョー 207 (ハッチバック) 「Peugeot 207 GT」のユーザーレビュー

Peugeot 207 GT

2015.5.20

総評

207 GTは買いだと思います。但し、６速の車を買う事。5速の車はヤメた方が良い、と思います。中古でも問題ありません。今、88,000 Km走りましたが、シェークダウンも終わり、絶好調になっています。この分では150,000 Km程度まで、いい感じで走るのではないか、と期待出来ます。

日本で走るのに、この車以上の車は不要です。又、サイズが丁度良いです。日本の道は本当に狭いのがありますので、これ以上大きいと、始めて走る場所では不安が伴います。このサイズなら日本で走れない幅の道はありません。

この車の内装は同じエンジンを積むドイツ車の様にゴテゴテしておらず、又、英国車を思わせるドイツ車の様に奇抜でもなく、シンプルにして十分だと思います。私はフランスのエスプリを感じております。

満足している点

高速道路での安定した走り。これが一番です。風に強い車体デザインも寄与していると思います。
エンジンも良いです。多分、エンジンマッピングも上手なのだと思います。

不満な点

マニュアルギアーの操作感。もうチョット洗練していて欲しかった。（208 GTIでは別物の如く良くなりました）

以前、同じ207 GTの5速のMT車に乗っていました。この車はひどかったです。5速に入れていて、高速道路で料金所に近づきスピードが落ちると、ギヤーが抜ける、と言う事が何回かありました。他にもECU不具合と思われる不審な出来事があり、今の6速の207 GTに乗り換えました。

デザイン

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走行性能

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４年目を丁度終わり、累計88,000 Km走りました。この車はHighway Kingです。高速道路では安定し、音も静かで、かなりのスピードからでも更にスムースに加速します。トルクが足りない時は5速に落とせば、即座に取り戻します。直進性に優れ安心して高速道路を走れます。リラックスして走っていても、後ろから迫ってくる車は先ずありません。

ギャーチェンジの感覚は正直言ってダサイ。フロアの６速を積んでいますが、コリッと入る感じではありません。この点、２０８　GTIでは全くフィーリングが改善された事からPeugeotも気付いていた事が判ります。

ブレーキは十分なキャパがあると見ていますが、幸いな事に高速から急制動に入る様な事は今までありませんでしたので、実力は判りません。ABSは時々、と言うより、極たまに介入して来ます。

乗り心地

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Michelen Pilot Sport 3 205/45 R17 を現在、使っています。このタイヤは側壁が弱いタイプと言う話があり、空気圧を2.8-2.9 Bar 程度で入れる人も居る様です。ただ、これをやりますと、低速での乗り心地が非常に悪くなります。私は、標準　＋０．２(2.7 Bar)で入れています。この程度ですと、低速での乗り心地も極めて快適です。又、コーナーリングでは粘ります。不安感がありません。高速は無論問題ありません。このMichelenとの相性は抜群です。

音は先ずしません。高速時でも極めて静かです。振動もありません。又、アイドリングは安定しています。

特筆するべきは、風に強い、と言う点です。この車で風で持って行かれる事は先ずありません。そんな時には他車ではスピードを落とすと思います。風で、スピードを落とした事はありません。ミストラルの国の車です。この車体のデザインは正に機能である、と言う事が強風下で走ると良く判ります。

積載性

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十分です。チョットした２泊程度（２名乗車）の旅行で、スーツケース、カメラや靴、コートなど大量に持って行き、尚かつ帰りに地方で野菜などを大量に買い込んでも、十分に収まります。

積載容量が足りないと感じた事は２名ではありません。

燃費

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メーター読みで最初から不変で12.8 Km/Lです。実際は１Km強落ちるので、多分、11.5 Km/L程度だと思います。高速でかなり飛ばすと巡航状態で回転が上がりますから燃費は段々と落ちます。それでも、その後で、少し下り坂があったり、或は速度ダウンするとたちまち取り戻します。

市内しか走らないと言う人はいない、と思いますが、そう言う人には向きません。市内走行ではメーター読みで10.5-11.0 Km/Lでは無いでしょうか？つまり、実態は10 km/Lを切っていると思います。

遠出と組合わせて使う人であれば（そうでなければ207GTは買いませんが）満足行く燃費だと思います。

価格

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故障経験

水ポンプは壊れ過ぎです。88,000 Km走行で確か４つ目です。１個で22,000 Kmしか持たない、と言う計算になります。異常です。これは明らかにPeugeotのサプライヤー選定ミスです。特にメカニカルシールがSiC + SiCの組合せで、本来なら最強の筈ですが、実態は瞬間的にドライで廻り、結果として異音発生、若干の水漏れとなり、顧客満足を得られず本来なら使える物が交換となります。当初、プラスチックハウジングでしたが、今はアルミダイキャストに代わったと聞いています。市場に受け入れられる品質になっている事を期待しております。

これ以外は普通です。