日産 エクストレイル 「新感覚」のユーザーレビュー

新感覚

2024.5.4

総評

T30（ガソリンターボ）～T31（クリーンディーゼルターボ）～乗り継いだが、当然ながら3車三様でどれが一番という比較はしたくない（元オーナーとして）街乗りの気軽さと軽さは30だし、SUVらしいどっしり感は31が一番（32は乗っていないので割愛）だし。この33は31までとは異質で正常進化と言うより全く別車種という感覚。もはや”エクストレイル”は完全に生まれ変わったというしか表現のしようがない。

納車半年1万キロ時点での総評として…若干の不満があるもトータルで欠点がほぼ見当たらないクルマ。

因みに燃費は街乗り中心で18キロ／L、高速多用でエコラン意識せず15キロ／L平均くらい。

満足している点

約半年で1万キロ走った時点での感想。

＊電動のなめらかな走りが新感覚（電動初心者）　　　でアクセルの踏んだ量に遅滞なく素直に反応し、トルクムラがないのが新鮮。

＊意外と懐の深い足回りで回頭性も良くハンドリングが楽しい。

＊内装の質感は素材含めかなり良い。

＊オプションのサンルーフは開放感が最高

＊ハンコックタイヤは硬さを感じるがドライでのコーナーの踏ん張りは中々のもの。でも好き嫌いはハッキリするだろうと思う。個人的には気に入った。

不満な点

＊信号などでブレーキング、停止直前に上下に揺すられる感じが何とも不快でなかなか慣れない。

＊仕事用に道具を積んでいるがDNT31との比較でそれらの収納能力が半分程度に減ってしまった。

＊LEDではない球が多く使用されているのにはちょっとがっかり。

＊停止中突然エンジンが掛かる時の音と振動はちょっとびっくりする事がある（意外と大きい）。

デザイン

4

外装はサイドラインが気に入っている。
フロントグリルは洗車後の拭き取りが面倒。

内装のデザインは悪くないがピアノブラックの部分はホコリなどの汚れが目立つ

走行性能

5

eパワー＋eフォースの動力性能は文句なくこの車の目玉であると思う。アクセルを踏んだ瞬間に立ち上がる強トルクと追従性はモーター駆動ならではの美点。特に感動したのは100R より小さいくらいのコーナー出口でアクセルを多めに踏み込んだ際のダッシュする様は私が所有するBNR34と一脈通づる様な挙動を示しつつも更にもっと安定した方向に持って行く感覚があるため恐怖感がない。走行モード切替の違いはまだ全てを試してないので今回は割愛。eペダルは慣れると楽しいが完全停止する際、ブレーキペダルの踏力というかフィーリングが固く変化するのは要改善と思う。

乗り心地

4

40キロ以下の低速域は大きめの段差や荒れた路面では若干の揺すられ感と硬さを感じるが車内は高級セダン並みに静か。なので止まる寸前の上下動だけが大きく気になってしまう。

中高速域に関しては至って静かで快適そのもので不満無し。

その他シートに関してあくまで主観だが、私はデブの部類なのでサイドが狭くシートの硬さも少し柔らか過ぎて長時間の乗車では31のシートと比較すると疲れやすい（尻が痛くなる）のが☆ー1。

積載性

3

個人的前車のDNT31と比較してダッシュボード上の収納やグローブボックスの小容量化や小物スペースが半分くらいに減ってしまった。
ラゲッジも31は下部2段引き出しがあったりして仕事用に道具や工具を常備したい者としてとても重宝していたがそういった装備が無くなったのは残念☆－2。

燃費

5

本気でエコランをすれば満タン法で1000キロ近く行けると思う。納車3日後、G満タンにして東北の方に移動した時は通常運転で900キロを突破した。個人的にはかなり荒っぽい運転するし街乗り高速を交互に走りまくるし、雨の日など停車中にヒーターやエアコン掛けながらPC作業を行う等の使い方をしても15キロを切らないのは頼もしい。
因みに30ガソリンターボの時はリッター８～９キロ、31クリーンディーゼルは12～15キロだった。

価格

4

2013年式走行25万キロ走行のDNT31を下取りに、オプションのサンルーフとラゲッジカバー、マット類、LEDランプセット入れて505万（税込み）だった。

故障経験

いまの所なし