クーペらしいクーペ
この年式のクーペはタイプS、SPは前4ポッド、後2ポッド対向ピストンブレーキと、RAYZ製19インチホイール、スポーツバンパーなど
2012.8.11
- 総評
- クーペらしいクーペ
この年式のクーペはタイプS、SPは前4ポッド、後2ポッド対向ピストンブレーキと、RAYZ製19インチホイール、スポーツバンパーなどが標準でついています。
動力性能はすべて333psの3.7L VVELエンジンで、タイプS、SPは4WASもついています。
スカイラインクーペは、国産クーペ(GTR、Z、スカイラインクーペ、86、SC430くらいしかないですが)の中で最もデザインが落ち着いており、ガチガチのスポーツカーオタク感がなく、個人的に印象が良かったのが決め手でした。第一GTRは維持する自信がないし。レクサスはどうしても田舎のヤンキー感が否めませんしね・・・。
エンジンはVVELの最も効率の良いところを目指して3.7Lという中途半端な排気量となったそうですが、やはりレスポンスがよく、吹け上がりの速さはRBエンジンをはるかに上回っていると思います。直列エンジンを回した時の高回転な金属音はありませんが、大排気量の野太いサウンドが響いてきて快感です。
4WASは、非装着車と比較していないので何とも言えませんが、コーナーで、ハンドルのキレ角が普通より少なくても、スッと曲がれる感じがします。高速走行でも違和感はなく、車線変更もなめらかです。
クーペはやっぱり品があって、贅沢で、かっこよくないといけないと思います。車高が低かったり、後席が狭かったり、燃費が悪かったりは、クーペだから許されると思います。だからこそスカイラインクーペはセダンにある2500㏄エンジンの設定はないし、外装はセダンと共通部品はなく専用設計だし、ポップアップボンネットを採用してまでボンネットの形状にこだわったのだと思います。マンガの中の車を復活させたのとは違い、買う人に選ばれるポイントとこだわりを持っており、日本の傑作クーペだと思います。
- 満足している点
- ・よく回るエンジン。この排気量で7500回転までためらいなく吹けます。
・車内がかなり静か。19インチをはいているとは思えないくらい。
・乗り心地もなめらか。大きな段差では全体的なサスの硬さがわかりますが、細かい凹凸は本当になめらかです。
・街中ではちょっとパワーオーバー気味ですが、高速では必要十分なパワーがあります。合流、追い越しはもちろん楽々ですが、流しているときのちょっとした速度調節が、ギアチェンジなく7速のままでできるので、落ち着いた走りができます。これ以上のパワーはサーキットでしか使えないように思います。
・予想以上に燃費がいい。街乗り8㎞/Lくらい。タンクがデカいので、給油回数も少ない。
・バックビューカメラが目立たなくていい。350GTのオプションは飛び出してて残念だった。
- 不満な点
- ・内装は、350GTに比べてかなり高級感があり、改善されていると思います。が、内装の電燈が紫や青や白やオレンジやと、見た目にやかましい感じがします。同じようにメーターもなんかいろんな色がちりばめられてやや落ち着きのない印象がしてしまいます。内装はレクサスにはかないませんね。スポーティさを求めればこれくらいに落ち着くのかもしれませんが。
・ドアを開けると、段階的にロックするようになっており、ドアの開き角の微調整ができません。狭い駐車場では気を付けないと隣の車にぶつかりそうです。
・タイヤがなかなか売ってないサイズ。
・排気音は落ち着いてます。もうちょっとあってもいいかなと思います。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験