日産 スカイラインクーペ 「サーキットはGT-Rに任せ、別の道を歩み出したスカイライン。高級感ある洗練された大人の車になった。 スカイライン370GT、幅広で低いボディが美」のユーザーレビュー

サーキットはGT-Rに任せ、別の道を歩み出したスカイライン。高級感ある洗練された大人の車になった。 スカイライン370GT、幅広で低いボディが美

2012.10.18

総評

サーキットはGT-Rに任せ、別の道を歩み出したスカイライン。高級感ある洗練された大人の車になった。

スカイライン370GT、幅広で低いボディが美しい。セダンと比べたら迷うことなくクーペでしょう。
後部座席？乗ってしまえば結構快適だと思います。
身長175くらいなら充分です。

まずは動力性能から。
普段はサーキット仕様の600馬力超の32GT-Rに乗っているので、333馬力のこの車の動力性能などなめてかかっていましたが、アクセルを床まで踏みつけたら、車重1650キロをものともしない加速に驚かされました。
あっという間に160超えました。
踏んだと同時に鋭い加速をする大排気量NAのVQ37VHR&ブイベルのレスポンスにはびっくりしました。
しかも7500rpm超えまで気持ちよく回ります。大排気量エンジンとは信じられません。

次にコーナリング性能。
1650キロと重いのでコーナリングは苦手だろうと思っていましたが、峠ではあまりロールせずに、グイグイ曲がっていきました。
かなり楽しめます。
ボディの剛性もかなり高いです。ボディレスポンスという言葉があるなら、かなりのレスポンスです。

次にブレーキ。

150キロからフルブレーキを試みましたが、こちらも巨体をものともしないかなり強力なブレーキングGでした。
BMW335iやレクサスIS350よりも大きな前355mm後350mmの大径ローターに曙製の巨大なキャリパーが効いているのでしょう。
絶大な安心感があります。

優雅に乗るクーペなのでやる人は少数かと思いますが、少し足を固め、太めのハイグリップラジアルを履けば、サーキットでもかなりの速さになると思います。

ノーマルの32GT-Rより速く、
E46型BMWM3あたりと同等だと思います。
（ブレーキ性能はスカイラインクーペの方が上）

しかし、限界ギリギリで走るのではなく、美しいボディに秘められた高性能を感じつつ優雅に走る。これがスカイラインクーペには相応しいのではないでしょうか。

満足している点

汗臭くないスポーツ。全てが高い次元でバランスしている良いクルマ。
ライバルはBMW335iクーペ。

静かだが、踏めばかなりの速さ。

コーナリングも良い。やや硬めのサスではあるが、路面からの「いなし」が効いている。

優雅なスタイリング。

80リッターの燃料タンクで航続距離が長い。

ナビやオーディオ類の機能が優れている。

サイドカメラが結構便利。

COOLな刀のデザインの内装。

BOSEではないが、純正にしてな結構良い音。社外品のスピーカーに換えたらBOSEを超えるでしょう。

エレガントなデザインでツライチ気味な19インチホイール。

ホイールと同色のシルバーに塗装され、高性能にもかかわらず、敢えて主張することなく鎮座している巨大なキャリパーに日本の美しき文化「侘」「寂」を感じる。 
 
燃費も高速80～100キロ巡航ならリッター13キロ行きますので、低燃費走行もできます。
フルチューンの32GT-Rの倍走ります。

不満な点

エンブレを使うためにパドルでシフトダウンするときは２速までにしておいた方がいいです。
１速まで落とすと一瞬加速するのでギクシャクします。
後期型の７速ATはどうなんでしょう？ 

少しサスが硬いと感じるかもしれませんが、タイヤをコンフォート寄りのものにすると良いかと思います。その方がこのクルマに合うと思います。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験