日産 スカイライン 「欧州勢に対し一歩も引かない日産の会心作 ...」のユーザーレビュー

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日産 スカイライン

グレード:250GT タイプP(AT_2.5) 2008年式

乗車形式:その他

評価

3

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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欧州勢に対し一歩も引かない日産の会心作 ...

2009.5.18

総評
欧州勢に対し一歩も引かない日産の会心作

BMW3er.、IS、パサート、レガシィ等をスカイラインと同じ日に試乗してみて下さい。その日の夜に最も強い印象が残っているクルマはスカイラインだと思います。後味の濃さでは前述のライバル達を上回ります。あらゆる要素が走る楽しさの実現に振り向けられており、ブリッピングやアフターファイアの音だけを聞けばリアルスポーツと勘違いする人もいるでしょう。ATの設計が古い等マイナスもありますが、ダイレクトにクルマ好きのハートにタッチしてくるクルマだと感じます。

グレードは2.5Lと3.5Lの2本立てですが、違いはパワーの差だけです。例えば335iと325iの両者のように、スポーティさや運転の質感にまで差がつけられているわけではありませんので、どちらを選ぶべきか結論は出ないでしょう。高速道は3.5L、山道では2.5Lという風に場面で使い分けることがベストだからです。セカンドベストがどちらなのか個々で判断することになるかと思います。

当方はスカイラインを選び、その選択に納得しています。しかしBMWの自然さやISの中庸さ等それぞれのクルマに魅力があることは事実ですので、どれを選んでも失敗はないかと思います。他人の評価を気にせず最終的にはご自身の価値観でジャッジして下さい。
満足している点
○エンジン
フリクションロスが少なく軽く吹け上がる。滑らかな回転と対照的なざらついた感触と、重く力強いサウンドは味がある。燃費は落ちるがATはDSモードが楽しい、というのも上まで引張っての変速など機械まかせで楽にこのEgを味わい尽すことができるから。特殊な技術は載せず磨きぬいたピュアな魅力がVQ25HRにはある。ハイテク好きならISの2GR-FSEをどうぞ。BMWの直6の独特のフィーリングも好きだが、レスポンスが悪く回してもすぐレッドなのでスポーティセダンの3er.にはどうか。5er.なら合うと思う。

○サスペンション
標準サスのセッティングは高レベル。ロールが自然で街乗りと高速道のどちらを走っても接地に不安を感じない。タイヤもいい。スポーツサスは普通に走るにはスポーティすぎ、18’の前後異サイズタイヤも大げさ。硬い足が必要な人は社外のサスを入れた方が良い。純正は工作精度が低く減衰を上げただけではその粗が目立ってしまうし、履きたいタイヤとの相性もあるだろうから。

○ボディ剛性
全く不満がない。また乗り回された個体に乗る機会があったが剛性の低下もなかった。レガシィだと3万km走った中古の剛性は非常に低下している。

○日本車である
輸入車と比較しウインカーレバーの位置や左足のスペース等で優れる。

○手頃な価格
僅か300万円~で買える。2.5Lと3.5Lでは30万円の差しかなく3.5Lの安さは際立っている。もし日本車が市場になければ欧米メーカーは好き勝手に価格設定をし、我々にバカ高い価格で車を売りつけていただろうことは想像に難くない。
不満な点
○エンジンオイル量の不足(VQ35HR限定)
2.5Lと3.5Lでオイル容量は全く同じ。3.5Lでオイルが5Lしか入らないのは致命傷。手動変速モードでサーキットを何時間走れるのだろう?油温計を後付けしたら何℃を指すのだろう?1シリンダ500ccを越える際はもっと注意が必要だと思う。

○全幅の狭さ
全長が4755mmもあるにも関わらず全幅が1770mmしかない。例えば1800mmにすれば、運動性能は上がりデザインも良くなり取り回しもさほど変らず利点しかないと思う。A4のように拡げすぎるよりマシだが。

○ボディカラーの少なさ
スタイリングはいいので加えて華やかな色があれば女性へのアピールになると思う。スカイラインの響きに憧れるオジサンばかりが相手では販売が先細る。派手な色やイメージで女性の気を惹く一方、質の高い走りで男性の期待にも応える、そういうドイツ勢のようなしたたかさが欲しい。

○ブランド力のなさ
ISのようなプレミアムか、レガシィのようなノンプレミアムなのか、どちらのイメージを構築したいのか分からない。イチローと渡辺謙のTVCMからインフィニティを連想してくれというのは甘えだと思う。

○ボディコーティング
5yearsコートという怪しい商品を販売しないで欲しい。コーティングは高級ワックスに過ぎず洗車回数を減らす作用はない。コート剤で鳥糞や雨染みの害を防ぐことは不可能で、水洗いのみで油汚れが落ちるはずもなく、そもそも皮膜はすぐ剥れる。それでお値段5万円。例えばウイルソンの2液混合のコート剤だと5千円で手に入るけれど。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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