貴重な車椅子2台乗りモデル
職場にてNV200バネットLV(福祉車両)仕様を使用してました。
仕事(介護関係)にて新しい車の調達時の条件
・都内使用に
2010.10.3
- 総評
- 貴重な車椅子2台乗りモデル
職場にてNV200バネットLV(福祉車両)仕様を使用してました。
仕事(介護関係)にて新しい車の調達時の条件
・都内使用にてなるべく小回りが効く
・車の維持費
・車体価格
・車椅子が多く乗せられる
上記の内容から検索した結果NV200とセレナの候補がでました。
ハイエースやキャラバンを抜いて車椅子が2台乗るモデルは上記の2車種のみ。
セレナとNV200を購入代金で計算してもおよそ100万近く違います。
ホイールベースも短いNV200は最小回転半径5.2mで現行セレナより取り回しが良い。
現行セレナにも良いところはあります。
NV200よりも静粛性が高いこと、居住空間が広いこと、電動スロープ搭載にて力を使わずにスロープの収納が可能。
ただ、100万近い値段差や小回りが利くなどから天秤にかけた際にNV200に軍配はあがりました。
セレナの優位点も考えようでは大してマイナスにもなりません。
静粛性が高い→NV200はうるさいかもしれないがその分安い
居住空間が広い→広すぎるの助手が利用者様に手を伸ばすのが難しい
電動スロープ→手動スロープのほうが人力なので故障がない
などなど、あります。
快適性能を求めたら金額に上限はないでしょう。
どこにボーダーを引くかと考えたらばNV200の購入代金にも納得です。
浮いた金額の分、サービス向上や福利厚生などに当たられると考えれば介護業界向けの良い車種だと思います。
動力性能も1600ccとは思えないぐらい良く走ります。
後輪サスはリーフリジット(板バネ)で乗り心地はよくないです。
しかしセレナの通常のサスペンションではハードに使用してる我が介護用社用車セレナでは3年でリアサスが抜けました。
リーフの場合ならば少なくともそれ以上は持つことでしょう。
シンプルは性能なんだと感じれる車です。
車両価格や商用車としての作り方、これは一種の性能だと思います。
介護用商用車としては◎。
現在新しい部署にて開設業務やってますが新しい社用車もこいつに決まりました。
またこの車両に乗って利用者様をお迎えに行けるのが楽しみです。
- 満足している点
- <車両価格が非常に安い>
福祉車両へのカスタマイズ(A-TEC)にて行われます。
おおよそですが車両価格+100万ぐらいです。
セレナがどのグレードをベースにしてるか分かりませんが車両見積もりで100万近い差がありました。
※NV200の車両価格(日産HP調べ)では150~190万
<低床低重心>
車椅子乗車時に使用するスロープが低床にて急ではない。
※セレナでは油圧サスにてリアを下げないとスロープを展開できない。
ドア口が低いので電動ステップのない助手席でも意外と乗降の介助が容易。
<とにかく小回り>
現行のセレナでは曲がれない場所でもバネットなら簡単に取りまわせる。
見切りが良いので更に運転がしやすい。
<車椅子乗車性能>
ミニバンサイズで車椅子が2台、もしくはフルリクライニング型車椅子が1台乗る車両があるのはセレナとNV200のみ。
<デザイン>
これは殆ど自分の趣味ですが日本車っぽくないデザインが好きでたまりません。
利用者様にベンツに似てると言われたことがあった。
※たぶんVクラス?
- 不満な点
- <防水シートがオプションに無い>
介護業界ではやはりシートに汚れが付いてしまうこともあります。
これは是非ともオプションでも良いから防水使用を検討していただきたい。
<助手席にアシストグリップが無い>
初代を購入時に私のチェック漏れで納車まで気がつきませんでした。
運転席はともかく助手席に利用者様が乗る際にアシストグリップは必須です。
納車待ちの車両にはオプションでつけていただきました。
後部座席に手すりをつけるのなら福祉車両には前のアシストグリップも標準装備してほしい。
<車椅子後部座席>
セレナと違い後輪サスが油圧で動かない分、車椅子後部固定位置が後ろに勾配してる。
利用者様やスタッフに意見を求めたら我慢して乗ってられるのは20分までにしたいとのこと。
空いてる際は極力前側に固定したほうが良い。
<身体の大きな利用者様には窮屈>
近年、身体の大きな男性利用者様が増加傾向です。
その様な利用者様からは少し窮屈だというご意見もあります。
- デザイン
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- 走行性能
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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