y33グロリア（VQ30DET）に乗っております。 先日、純正で付いておりますブローオフバルブ（リサーキュレーションバルブとも言うのでしょうか。）のリターンホースを抜き、アクセルを開き大気解放音？

Question

を楽しんでおりました。
いっそのこと、このままが良いと思い。ブローオフと逆側のホースを塞ぎましたところ、回転数がガタ落ちし、大気解放音もほぼ無くなった気がします。
そこで諦めて社外のブローオフを見ていましたらブリッツが出している物があるようです。
この商品を取り付けますと上記の不具合も出ず、良い音も出るのでしょうか？
Lジェトロでエアフロを用いている車両だと思うのでコンピュータ側が吸入空気量を勘違いしそうな気も・・・。
車検が通らないなどのことは承知です。
純正のものでプシュプシュ言うようにできるのか？
または社外のものを付けて問題ないのか？
素人なのでこのあたりの仕組みがよくわかりませんのでどなたか詳しい方教えて頂きたいです。

Answer 1

ココでのブローオフ大気開放の質問は厳禁ですよ。
珍回答がかなりの確立で返ってきますから(笑)
(それはさておき、すごく長くなります)

と、その前にチョット確認を。
通常、ブローオフの大気開放音はアクセルオフで音がします(粗悪品は漏れているものもありますが)。
>>リターンホースを抜き、アクセルを開き大気解放音？を楽しんでおりました。
コレ、大丈夫か？？タービンの吸気音と捉えられるが・・・

それじゃ語ります。
Lジェトロのブローオフ大気解放は危険ですのでやめた方が良いです。
ご存知のように、アクセルオフ時のリサーキュレーションバルブから空気が入ってくる(戻ってくる)分の空気量を純正のECUは計算して燃料の噴射料を決めていますので、入ってくるはずの空気が入ってこないとなると当然燃調が濃い方向に狂います。

で、何が危険かというと、

アクセルON(ブースト掛かる)
↓
アクセルOFF
↓
ブローオフ作動で大気開放(プッシュー音)
↓
純正ECUはリサーキュレーションバルブ(ブローオフ)から入ってくる空気量の分を加味(増量)して燃料噴射※
↓
しかし実際は空気が戻っていないので燃調が濃い。
↓
プラグがカブル(失火)
↓
アイドリング不安定
↓
結果エンジンがエンスト
↓
チーン

ということが実際の走行中に起こりえます。
また、アクセル全閉時に燃調が濃いということは排ガスも濃い(？）のでマフラーからパンッパンッとアフターファイヤー音がするようになるので、なんか恥ずかしいですよ(街中などの加減速が多い所などは特に)。
※粗悪品といわれるものはバルブ自体の戻りが悪く(バネが弱いというのもあります)そこから2次エアーを吸って燃調が薄くなってエンストというのもあります。

上記の理由によりブローオフの大気開放はお勧めしません。
性能が上がるわけでもありませんからね。

で、次。
>>いっそのこと、このままが良いと思い。ブローオフと逆側のホースを塞ぎましたところ、回転数がガタ落ちし・・・

この症状はさっきので説明がつきます。
ノーマルのどのターボ車にもいえることですが、通常アクセルレスポンスを良くする為に小さめのタービンによる加給と、アクセル開度とアクセルを開けるスピードによりブーストの立ち上がり(最大加給圧)を制御しています。
この時に日産はブーストが急激に立ち上がらないよう(マイルド)にするのと、立ち上がりの加給中の微妙なアクセルの開閉によるギクシャク感を無くすのを目的に、純正リサーキュレーションバルブには小さな穴が開いていて故意にリリーフさせて空気が循環(インテーク側に戻って)います。

ってことは、純正を大気開放してリターンをメクラしたところで、上記の説明の※印のあるところに辿り着きます。
要は、常に空気がダダ漏れで最悪な状態になっています。
※メクラをしていないとき比較的安定しているのはそこから2次エアーを吸っているからと予想できます(非常に悪い状態で、エンジンブローの元)。

折角の希少な大排気量ターボ車ですので、音だけの為に調子を崩すというのはどうかと思いますよ。


ご参考まで。