日産 セドリック 「日産自慢のエクストロイドCVT搭載車 エクストロイドＣＶＴ車の感想です。 　総合的に見て先代モデルからの正常進化であり、なかなかよく作り込まれています」のユーザーレビュー

日産自慢のエクストロイドCVT搭載車 エクストロイドＣＶＴ車の感想です。 　総合的に見て先代モデルからの正常進化であり、なかなかよく作り込まれています

2007.8.25

総評

日産自慢のエクストロイドCVT搭載車
エクストロイドＣＶＴ車の感想です。
　総合的に見て先代モデルからの正常進化であり、なかなかよく作り込まれています。エンジンはＶＱになりましが（一部除く）、日常領域では不満を感じません。スカイラインのような直６の縛りはないので、時代の流れ（衝突安全・ＦＦ車共用によるコスト削減）には沿ったものだと思います。この車最大の美点は世界初のＣＶＴ採用車であることだと思います。
　大排気量用に開発されたこのＣＶＴは乗れば実にスムーズでベルト式ＣＶＴとは一線をかいています。変速ショックなど皆無でキックダウンも難なくこなしＶＱエンジンと相まって軽快に加速していきます。またベルト式で感じるレスポンスの悪さやダルさも大幅に改善されておりこの車をより高級車に引き立てていると思います。
　但し２点ほど欠点があります。１つは微妙なアクセル操作に追従していないこと。２つ目は生産能力不足で、一部しか採用できずコストが高いこと。アクセル操作については少し踏めば瞬時に立ち上がるのですがゆっくり車間を詰めるような微妙な操作までには追従していません。(
ECU制御の問題か？)コストについては高すぎ！！世界に誇れる技術も一部上級グレードのみしか採用できず、宝の持ち腐れ状態。最近ではスカイラインの一部にも使われているがそれでも高すぎ！これではユーザーは振り向いてくれません。量産技術をもっと熟成させて広く展開できるようにすべし。まずはコスト！
　最後に昨今では多段化要望が強い中、日産は未だに５ＡＴ。。早急に６ＡＴが望まれているがそれではこのＣＶＴの存在意義がなくなるのでは？もっとこのＣＶＴの制御と量産技術を熟成させて展開するのも一つの手では？？

満足している点

・エンジン
　直６からＶＱエンジンになり低中速のトルクがＵＰし乗りやすくなった。Ｖ型の振動もよく抑えてあり中々スムーズ。但し上まで回すと息つく感じでノイズ振動とも少々ざわつく感あり。
・サイズ
　車格の割りに乗ればサイズを感じさせず運転しやすい。後席に人を乗せても窮屈感は感じない。若干ヘッドクリアランス不足を感じる。
・足回り
　クラウンのようなふわふわした足まわりでなく、硬くもなく自然にいなす感じで好感触。ブレーキも必要十分。
・メーター
　視認性のよい発色。
・トランク容量
　不満なし。

不満な点

・内装
　一つ気になるのがセンターコンソールのスイッチ類が使いづらい。斜めに配置しており先代から比べて全体的に高級感は出ているが慣れが必要か。シートの出来はイマイチ。
・ＣＶＴの出来
　アクセルの微調整に少々不満あり。じわ～と加速すようなケースではあまりアクセルに追従できていない。若干のタイムラグあり。
・メンテナンス
　ＣＶＴに特殊なオイルを使っているためデイーラ以外に交換できない。（ＡＴフルード入れると壊れるし、前に進みません。）中古購入の場合は要注意のこと！
・値段が高いこと
　少量生産しかできず、ベース車に対して値段が高すぎる。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験