日産 セドリック 「ブロアムから乗り換えたが 同じ車種なのにまったくの別物だった。VG20DET型主機関はムチを入れた瞬間、オヤジクルマをちょい悪なダンディに変える。足が」のユーザーレビュー

ブロアムから乗り換えたが 同じ車種なのにまったくの別物だった。VG20DET型主機関はムチを入れた瞬間、オヤジクルマをちょい悪なダンディに変える。足が

2007.10.29

総評

ブロアムから乗り換えたが
同じ車種なのにまったくの別物だった。VG20DET型主機関はムチを入れた瞬間、オヤジクルマをちょい悪なダンディに変える。足が少し固められ、エアダムバンパーでCD値が向上したグランツーリスモモデルは、完全なスポーツツアラーであると言える。
　下がスカスカな分だけ出足は鈍いが、インターセプトポイントを超えた3,500rpm付近からサルーンにあるまじき怒涛の加速を見せ、一気に7,200rpm・150km/hオーバーまで吹け切る。
　大型激速サルーンなど今でこそ珍しくもないが、このY31GTこそがその端緒となったのである。そうした意味において「本気で欧州車を照準にした｣最初の国産高級車だった。
　Z32に乗り換えたのを機に父に譲ったが、今でも時々転がしたくなる。そんなクルマを多分、「名車」と呼ぶのかも知れない。

満足している点

①何といってもエンジンがいい。コンパクトなスポーツカーに載せても楽しそうだ。
②渋い、が、速い。知らぬうちに速度が乗っている。そういう点では乗る人を選ぶクルマ。
③後継モデルから較べれば装備は旧態依然としてるが、質感が高く特に不満が出てこない。（自分の乗っていたのは本革仕様/JBLオーディオ装着車）
④SFC塗装は強靭でかつ美しい。真面目に一度もワックスをかけたことがない。
⑤ボディがジャストサイズ。また現代では小さいサイズなのに小さく見えないデザイン。

不満な点

①ボディ剛性が余りに低い。軋みがひどく走っていて気分がそがれる。タワーバーを入れたら、今度はストラットタワーの溶接面がはがれた。
②ハイカロリーエンジンなのにエアの抜ける箇所が一箇所もない。結果、窓を開けると熱気が下から上がってくる。
③サイドウィンドゥがサッシュレスでこじ開けやすい。何度か車上荒らしにあった。
④120km/h前後でステアが不安定になる。そのまま200km/hを超えると安定してくる。高速道路の常用域を無視しているように思える。
⑤ドアの開閉音がどこか安っぽい。また屋根に防音材が入っていないのか雨が降ってくると営業バンのような音がする。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験