日産 セドリック 「最後のセドリック」のユーザーレビュー

最後のセドリック

2016.9.23

総評

乗っていたのは99年型の前期モデルでしたが、選択肢が2001年以降の後期型しかなかったので後期型の欄に書いています。
個人的には前期モデルが高級感があってお勧め。
当時、カタログの材質や厚みからしてそうだったが、後期になると極端にコスト削減感を強く感じる。
外装でもトランクのセドリックのエンブレムが筆記体でなくなり、グリルの格子の数も減って魅力が薄れていた。

満足している点

エンジン音もセドリックだとすぐ分かるものだったり、廉価グレードながら純正でいきなりタワーバーがついているのも気に入っていた。
「走り」を考えてあることが伺えた。
ブレーキも良く利き、キセノンライトは非常に明るかった。
ルームミラー付近にサングラス入れや、パワーウインドウのスイッチに控えめな照明があるのも良かった。

不満な点

ライトのレンズが何回もすぐくすむ。かなり汚くなる。
内装やインパネ、ナビは安っぽい感があるが、劣化するまでは特に気にはならなかった。
シートもなかなか良かったが、オーディオは明らかに年配の人向けだった。
ステアリングは径が大きすぎ・細すぎで、エアバッグ無しの社外品に交換してようやく運転しやすくなった。
脱線するが、後にフーガに試乗したらルームミラー付近のパーツがこの車と全く同じだったのには笑った。パーツが余っていたのか？

デザイン

-

走行性能

-

エンジンはＶ6・2500ｃｃの直噴で、設計はやや古い。
100キロまでは勢い良く加速する。
高速域は加速がとたんにもたっとなり苦手。かなり長く全開にしていても170～180キロが限界だった。

乗り心地

-

ボディー剛性はかなりあって驚いた。
サスペンションはノーマルのままだったが、残念だったのは、車高が高くて腰高な感じが最後まであったため、剛性の良さを生かせていなかった。
内装は大人4人でもゆったりと乗れて長距離でも楽。

積載性

-

開口部も広く、底が深くて非常にたくさん積める。
歴代乗ったセダンの中でも稀にみるほどで大満足だった。

燃費

-

リッター7～8キロ。直噴エンジンで燃費は悪い。
レギュラーガソリンにするとさらに悪くなる。パワーダウンが激しく調子もおかしくなる。

価格

-

故障経験

納車直後に田舎のスタンドで燃料の種類を間違われ、抜いてもらったが、燃料計が狂った（保証期間だったためディーラーで無償修理）。
冬場に会社駐車場に駐車中、暖かいエンジンルームに入り込んだ親猫を帰宅始動時にファンベルトに巻き込み、若干の修理調整。
末期にはエンジンから若干異音がし、ATの不具合（3速に固定・・・）で載せ替えで30万円。
それ以外にもマイナートラブルはあった。