三菱 パジェロジュニア 「円熟期のオトナがセカンドカーに、というの...」のユーザーレビュー

円熟期のオトナがセカンドカーに、というの...

2009.6.27

総評

円熟期のオトナがセカンドカーに、というのが似合うクルマです。

長く乗っても飽きない外観は、クルマを計画的に陳腐化させなければならないメーカーとしては失敗作かもしれません。オーナーにすれば陳腐化を感じにくく、短いサイクルで買い換えを迫られないのがこのクルマの強みだと思います。
エンジン回転は３ＡＴ、時速100kmで約4,200rpmまわります。
リッター当り走行距離は以下の通りです。
市街地 8.5～11.0km
首都高・阪神高速等 13.5～16.5km
高速道路100km巡航 11.5～13.0km

故障も少なく乗りやすい。良いクルマです。

満足している点

きちんとしたクロスカントリー４輪駆動車を手軽に味わえます。
山間地ドライブで愉しい各種計器類もきちんと装備しています。
エンジンはＮＡ(ターボなし)ミニに比べると、トルクが厚く非常に扱いやすいつくりです。
車体が小ぶりなため未舗装路での走破性は十分満足できますし、市街地でも運転しやすいため女性や初心者にもお勧めです。ただオーバーフェンダーを擦らないために、普通乗用車とは違った注意が必要でしょう。
カーブでは広いトレッドが活かされてミニとは違った重厚な安定感が味わえます。ロールが大きいと批判されますが、警察官に目を付けられない運転をしていれば何ら問題は感じません。
空調スイッチ類や４輪駆動の切替レバーがとても使いやすいことも、このクルマの特徴でしょう。貧相と批判される内装も、純正ウッドパネルと純正マルチメータの他に２DINナビを取り付ければぐっと印象が変わります。
最後に、パジェロミニよりも中古車相場が低いことが挙げられます。短期間での買い換えを前提して購入される方には不利でしょうが、乗り潰すつもりの方にはありがたい話です。維持費の差が中古車価格に反映していると思えば、普通車の方が有利なようにも思えます。

不満な点

室内空間はパジェロミニ現行H58A系より狭く、H56A系(～1998年)と同一のため少し寂しく感じます。
普通乗用車から乗り換えた場合、乗り心地がかなり硬いと感じるでしょう。
荒れたダートで激しく揺さぶられる場面が極端に多い場合、ジムニー(～1994年)よりも耐久性が劣るかもしれません。また、個体差とはいえ停止直前でブレーキがよく泣きます。
たった94ccの排気量のために自動車税の区分が上がってしまうのは少々悔しい気がします。せめて1000cc以下に抑えられなかったのかと思います。
中古車相場が軽のミニより安いとはいえ、普通車ですから維持費もそれなりにかかります。セカンドカーに普通車の維持費が厳しいなら、パジェロミニでも大きな不満はないと思います。
燃費についていえば、同じ車格のクルマと比較した場合とても良いとはいえません。燃料高騰時には辛いものがあります。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験