C.Ohnoさん
三菱 ランサーエボリューション
グレード:2.0 GSR Ⅵ 4WD Tommi.Makinen Edition
2000年式
乗車形式:マイカー
非現実的でありつつも実用的及び総合的に最も優れた車
2018.5.8
- 総評
- 前述したが、パワーもあり、空力性能にも優れ、鋭く曲がり、安定感があり、大人も5人乗れ、荷物も沢山積め、そして格好良い、総合的に最高の車のうちの一つである事は間違いない。
- 満足している点
- スポーツカーと言われる分野の車の中では、大人も人数も乗れるうえ、トランクは広く荷物も沢山乗せる事ができるため、最も実用性が高いと言えるのではないだろうか。キャディバッグ3人分は余裕で乗せる事ができ、上手くすれば4人分も乗る程。その走行性能はとても安定感があり信頼できる。コーナーリング性能は高く、三菱独自のAYCシステムにより鋭く曲がる安定したコーナーリングが可能。そして国産最高峰のパワーを持ち、ダートを初め、砂利道や雪道もものともしない。はまっている車があれば、数tもある大型トラックでさえも牽引できるだろう。停止状態から鋭く曲がった後の加速はとてつもない程のGを与えてくれる。左右非対称のフロントバンパーはとても存在感があり、デザイン的にも優れている。一言で言うと、格好良い。リアウィングも空気抵抗を少なくし、ダウンフォースを生み出し易い形状であり、デザインも良い。パワーもあり、鋭く曲がり、安定感があり、大人も5人乗れ、荷物も沢山積める、総合的に最高の車のうちの一つである事は間違いない。
- 不満な点
- ハイオク仕様であり、燃費は悪い。燃料が満タンの状態から回転数をあまり上げず燃料をなるべく消費しない運転をしたとしても、継続して500~600㎞程しか走れないと思われる。内装は簡素、高級感はない。パーツの値段は高く、故障すると修理費用は高い。スポーツ走行を行うための車であるので、内装は最低限で良いのだが、維持管理費はやはり高くつく。加速重視傾向でギア比が狭い点。これを広げ中高速域燃費性能を上げる事ができれば最高なのだが。
- デザイン
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- 走行性能
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- 4G63型2.0L直4ターボの加速性能は鋭く、GSRの最大トルクは38.0kg-m/2,750rpmであり、0-100km/hは上手く走れば5秒台だろう。最高出力は280PS/6,500rpmであり、最高速も200㎞/hは軽く超える。ファイナルギア比が加速重視で低く設定してあるため最高速度は伸びないが、ギア比を調整すればエンジンの性能から250㎞/hは出せると思われる。AYCの効果によりコーナリングはキビキビ曲がる。元々ラリーで勝つために造られたフルタイム4WDなので、ダート、砂利道や雪道等、悪路にはかなり強い。ハンドルはパワステであっても重く、クラッチも若干重いため、非力な人には運転が難しいかも知れない。
- 乗り心地
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- 通常装備のrecaroシートは体をしっかりホールドしてくれる形状であり、レースで無ければ十分振動等を吸収してくれる。荒い道では路面の凹凸を拾い易いが、VIPカーでは無いので十分な硬さと言える。装備が簡素なためロードノイズは大きい。声を張って話さないと話しはできないレベル。個人的にはサスペンションは硬めの方が良い。
- 積載性
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- トランクには、上手くすればキャディバッグを3個は積む事ができ、旅行用トランクであっても3つは積む事ができる程広い。お土産も十分積める。この車は燃料タンク容量が比較的小さいため、長距離ドライブの際はガソリン携行用タンクを積んだ方が良いだろう。
- 燃費
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- ハイオク仕様車。1人で街乗り、急加速急減速はせず、3,000rpm以上上げない様に上手く運転すれば、10㎞/L程で走れる。ノーマルのギア比では90㎞/hを2,500rpmで走る事ができ、この数値をずっと保てれば12㎞/Lは出せる。ギア比の間隔が狭く加速重視のセッティングなので、これを少し広げれば高速性能は良くなるが、そうするためには莫大な費用が要るだろう。
- 価格
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- 故障経験
- AYCの故障。ディーラーに新品への交換を注文すると20万程かかる。まめにAYCオイルを交換すると寿命が延びるらしい。故障ではないが、内装は簡素なためドアの内張は剥がれ易い。