希少な日本のスポーツセダン
かつてはスポーツモデルと言えば車の花形でしたが、今やエコカーやミニバンが中心になり、
運転して楽しい日本車は数えられるほど
2013.3.29
- 総評
- 希少な日本のスポーツセダン
かつてはスポーツモデルと言えば車の花形でしたが、今やエコカーやミニバンが中心になり、
運転して楽しい日本車は数えられるほどになってしまいました。
三菱はエボを作り続けると表明しましたが、次のエボはおそらく
より小排気量になるかハイブリッドになるかのいずれかで、
今ままでの歴史を継承するエボはこのモデルが最後になると思います。
幸いにして9と違い、10からはカタログモデルとなり、
慌てて入手しなくて済むようになりました。
以前VR-4というエボのご先祖様のような車に乗っていたこともあり、
懐かしさと長年の歴史に魅力を感じ購入しました。
そういう経緯もありインプは比較対象にしませんでしたが非常に強力なライバルであることは間違いなく、スバルに思い入れがある人ならエボより断然WRX STIに魅力を感じることでしょう。
私でもS206あたりにはグラっと来ますw
しかし基本的には三菱好き、エボ好きなのでどうしようもありませんw
購入から2年たったので感じたところを記しておきます。
車はハイパフォーマンスパッケージ+スタイリッシュエクステリア+レザーコンビネーションインテリア。
- 満足している点
- ・あらゆる状況で車を安心してコントロールできる
(速くても遅くても、まっすぐでも曲がっていても、晴れでも雨でも(雪でも)、
グリップしてもスライドしても)
・しかもステアリングやお尻から感じられるインフォメーションが分かりやすく、
車と対話ができるために運転していて楽しい
・この動力性能で十分な実用性 ・車体の剛性(感)
・フロントエンジン4WDなのにもの凄くよく曲がる
(AYCとOEMタイヤのアドバンA13Aの影響大)
・デュアルクラッチトランスミッション(SST)は望外にスムーズで、瞬時に変速可能で
ATしか運転できない嫁も運転できる
・この種の車にしては十分に静かでハイパフォーマンスパッケージ(以下HPP)だと乗り心地も想像以上
・案外気を遣わずに済む最低地上高
・豊富な純正オプション、豊富なアフターパーツにより自分の好みに仕上げることができる
ファミリーカーや日常の足として使う場合に乗り心地などの快適性に
不安を感じる人もいるかもしれませんが、まず心配ないレベルです。ア
イバッハスプリングとビルシュタインダンパーのHHPなら
堅めのドイツ車よりしなやかな感じすらします。
- 不満な点
- ・メーカーオプションが細かく注文できない。
レザーシートは必要だけど、ロックフォードは不要というような注文が出来ない
・燃費の割に少ない燃料タンク容量 満タンで300km程度しか走らないため頻繁に給油が必要
・1万キロ程度で摩耗してしまうOEMタイヤ(A13A)
・出足は回転を上げてずばっとクラッチをつなぐMT車には勝てない。
ローンチコントロールを使えば勝てるかもしれないが、車を痛める可能性がある
・特別な車なのにインテリアに特別なところはない ただのフォルティス(ランサー)とさして変わらない
・恐ろしく小回りが効かない 以前乗っていたクーペフィアット並か それ以上
・いろんなパーツがあり過ぎで物欲を抑えるのが大変(^^;
いろいろ書きましたがエボとその歴史に感じるところがあり、エボが好きなら、
売ってる間に買った方がいいと思います。とくに思い入れのない人は
わざわざ落ち目の三菱車を買わずともインプッサWRX STIを選ぶとか、
日本車にこだわらなければアウディRS3もベンツA45 AMGもありますしね。
まあ歴史という面で言えば真のライバルはSTIでしょうね。
MTしかないのがマニアに訴求する利点であると多くのAT運転者を遠ざける欠点でもあります。
ではこう言いましょう。
貴重な国産スポーツ4WDセダンで誰でも乗れて、誰より速く変速できる車はエボ10しかない!
そしてこの車はあと何年売られるか分かりません、じゃあいつ買うのか?
今でしょ!(爆)
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