三菱 ランサーエボリューション 「納車後1000km乗ってみて」のユーザーレビュー

納車後1000km乗ってみて

2015.4.8

総評

ランサーエボリューションという名前からは想像もできないほど乗りやすいクルマでした
世界最高峰ともいえる四輪制御技術のS-AWCや国内では稀少なDCTであるTC-SSTなどハイテク技術が満載で安心して走ることができ、誰でも楽しく走れるのではないかと思います


ランエボⅩが乗りやすくなった一方、軽快感はウェブ上の様々なレビューで見られるようにあまり感じられません
歴代ランエボオーナーが感じているであろうじゃじゃ馬感を味わうことは現行型ではできないのではないかと思います

また、如何せん見通しが悪い！
小柄ということもありますが、着座位置が低いため取り回し時に気を使います
最適なドライビングポジションのとりやすさはライバルであるWRXの方が親切かなとは思います

まだまだ細かい点で不満な点や不自由な点はありますが、それ以上に乗っていて楽しいクルマです
今後、三菱だけでなく国内でもこのようなクルマが登場することはまずないと思いますので、機会があればハイテク四駆を楽しんでみるのもいいかもしれません

満足している点

・駆動系
300馬力を誇る2000ccターボということで実際に運転するまでは扱いにくいのではないかという印象でしたが、「じゃじゃ馬感」はありません
普通に街中を走っている分だと予想以上に大人しく、扱いやすい印象です
TC-SSTを含むデュアルクラッチ系トランスミッションは低速ではギクシャクしやすいという印象がありました
実際に現行フィットハイブリッドのトランスミッションはブレーキを離した際のクリープ走行時は個人的には苦手なフィーリングでした
しかし実際に乗ってみると、通常のAT車と違和感がなく、非常に扱いやすく、通常のトルコンAT車からの乗り換え時も違和感がありませんでした

街中走行時の変速速度は非常にスムーズであり、快適の一言
高速走行時に踏み込めば大人しい印象であったエンジンが牙をむき、SSTのスムーズさも相まってかものすごい勢いで加速をしていきます

・シート
このクルマに乗って驚いたのがリアシートの快適性
自分でも運転しましたが、リアのシートにも座り、ドライブへ出かけましたが、予想以上に柔らかいシート、広い足元、余裕のある頭上部(小柄ということもありますが…)であり、ベース車の良さをしっかり引き継いでるため、十分ファミリーカーに使えるのではないかと思います

・燃費
街乗りで8～9km/lであり、高速ではカタログ値越えをすることもあります
慣らし運転段階での結果、クルマの性能を考えれば十分健闘しているのではないかと思います
特に高速道路ではパドルでシフト操作をしていました
特にエコ運転を意識したわけではないのですが、楽しみながらポンポンとギア操作を行うとDレンジよりも早いタイミングでギアを挙げるクセがあるためか、ぐんぐん燃費が伸びた印象があります

不満な点

・駆動系
残念な点はエンジンブレーキの弱さ
様々な方が指摘している動画を拝見しましたが、カタログでも「本質はMT」と言っているのでエンジンブレーキもMTと同等の減速力を確保して欲しかったと峠道を走った際に思いました
また、加速する前にストップ＆ゴーを繰り返すような状況(例えば渋滞時や連続した信号待ちなどギアがアップするかどうかのギリギリのところ)ではシフトショックが見られます
発進し、Dレンジで1速から2速になる寸前にアクセルを離すとちょっとギクシャクしますのでこの辺の快適性やスムーズ性はトルコンATの方が上回るかな？という印象です

・乗り味＆シート形状
乗り換え前のクルマがデリカスペースギアということもあり、乗り味は激変です
最初に運転した時の第一印象が「固い！」
我が家は素のGSRですのでサスペンションはカヤバ製のノーマルサスペンションです
オプションのビルシュタイン＋アイバッハサスだったらどうだったんでしょうかね？気になるところです
しかし、固いといっても言うほど不快ではないかな？というレベルです
実際に90歳近い祖父を乗せた際も特に気にしていた印象はありません
(以前がデリカだったり、バイトでプリウスに乗ることがあるので余計気になりました…)
フロントシートはレカロ社製のバケットシート
ホールド性が高い一方、座面のサポーターの張り出しとボディのサイドスポイラーの張り出しにより乗り降りはちょっとしんどいですね

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験