三菱 ランサーセディア のみんなの質問

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三菱自動車ってなぜGDIエンジンがなくなってしまったのでしょうか?

96年のギャランに始まり、ランサーセディア、パジェロ、ミラージュディンゴ、パジェロイオ、エアトレックなど、一時はやたらとGDIエンジンを推進していましたよね?このころは「全車GDI計画」なるものが存在していたらしいと聞きました。しかし今は昔ながらのMIVECエンジンが主流になっておりGDIエンジンはラインナップにありません、何故一時期あんなに推していたGDIエンジンが、今は消滅してしまったのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

GDIとは、世界初の自動車用直噴エンジンです。三菱自動車が開発し、自動車業界では、非常に大きなインパクトがありました。しかし何人かの回答者の方が回答されているとおり、消えてしまいました。理由は下記の4点です。

●排気対策をクリアできなかった
成層燃焼をめざしたのですが、噴射量によっては、HC(カーボン)が多く出てしまい、この対策ができませんでした。その後、発売されたトヨタ、フォルクスワーゲン、BMWの直噴エンジンでは、噴射方法を改善して、この問題はクリアしています。

●燃費改善が大きくなかった
当初、30%の燃費改善と謳っていたのですが、じつは補機(エアコンなど)の負荷によっては、リーンでの燃焼が実現せず、このためほとんど燃費改善しない場合がありました。つまり、現在のハイブリッド車のように、10-15モードでは燃費が良かったものの、実用燃費の改善が小さかったのです。
トヨタが最近のエンジンをリーンではなく、ストイキにしているのも、その改善のひとつです。

●不具合があった
50気圧以上に加圧する燃料ポンプが必要ですが、これに不具合がありました。またそれ以外にもいくつか不具合ありました。

●「GDI倶楽部事件」で信用を失墜した
「GDI倶楽部」をつくり、環境にやさしいクルマ、それに乗っているインテリのイメージを形成しました。しかしじつは、ヤミで不具合対策をやったクルマとやらないクルマをわけるために「GDI倶楽部シール」を貼っていたことがあきらかになりました。三菱自動車のリコール事件の最初期の問題のひとつです。

以上の理由から、三菱自動車は、GDIエンジンの技術的課題をクリアできず、また社会的信用も失墜したため、GDIエンジンは「世界初の直噴自動車用エンジン」という名誉を獲得したにもかかわらず、二度と発売できないエンジンになってしまいました。

★三菱の直噴エンジン技術は?
この技術は韓国のヒュンダイ社に技術移管され,現在,ヒュンダイのエンジンで直噴エンジンが増えています。ただしかつてのようなリーンバーン(燃料が薄い)燃焼ではなく,ストイキ(理論空燃比)での燃焼方式です。つまり日本で生まれた技術が韓国で生き残っているのです。まるで「液晶」のようです。

ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2011.7.15 18:03

御解答有難う御座います。詳細な説明に感謝いたします。

その他の回答 (3件)

  • [monky pic]さん
    ありがとうございます

    シャリオ・グランディスに乗っています.
    頼みもしないのに,50,000kmのときにエンジンを無償で載せ替えています.

    理由は「オイル消費が増えているから」でした.
    白煙も吐かず,臭いもしないのですが,診断ではそう出ているとのことでした.
    40,000kmでエンジン警告灯が点灯し,そのときはセンサーを交換した.
    1年後の 50,000kmのときに再点灯したら,
    「エンジンを無償で交換します」と言われた.

    現在,80,000kmで,これに代わる6人乗りの4WD(センターデフ式)がないので,
    120,000kmまで乗ろうと思っていたのですが,
    100,000kmくらいで,またオイル消費が増えるんですね.
    80,000kmでエンジン警告等が点灯したので,履歴をクリヤして様子見しています.
    次に載せ替えてくれるエンジンは残っているでしょうか?

    燃費も 7~9km/Lt と,車の大きさの割には納得のいく値なので不満はありません.

  • ミツビシの技術では結局モノにできなかったからです。
    一番のネックはシリンダピストン、リングの異常磨耗だったようです。
    筒内噴射だとシリンダにガソリンが付着しやすくオイル分が流されてしまうので潤滑がまずくなって磨耗しやすくなります。
    実用開始してから解決できると踏んでいましたが結局どうにもならず、ニ~三年でオイルを急速に消費するようになったり
    カーボンが異常に堆積したりしました。
    当時リヤにGDIのバッジが付いたクルマはどれもヂーゼルのように黒煙を吐き出していたものです。
    いまどきオイル交換距離に達する前にオイル補充が必要になるようなエンジンは通用しませんよね。
    全体としてミツビシは思いつきで新技術を繰り出しては廃止してきました。
    ダッシュ3X2エンジンやMCAーJET、マイベックMD、サイレントシャフトなど。
    せっかくの技術を完成前に放り出すことを何とも思わないメーカーのようですね。

  • 性能・品質・コスト、すべて劣っていたことに気が付いたのでしょう。

    GDI CLUBだったか、リアにステッカー貼ってましたね。
    懐かしい。

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