三菱 ランサーエボリューション 「運転オタクとメカニズムオタクは即買い！ FWDベースのセダンで、どこまでコーナーを速く走れるか、それを考えうる限りの技術で実現しようとしたクルマ、それ」のユーザーレビュー

運転オタクとメカニズムオタクは即買い！ FWDベースのセダンで、どこまでコーナーを速く走れるか、それを考えうる限りの技術で実現しようとしたクルマ、それ

2012.8.8

総評

運転オタクとメカニズムオタクは即買い！
FWDベースのセダンで、どこまでコーナーを速く走れるか、それを考えうる限りの技術で実現しようとしたクルマ、それがこのクルマだと思います。
オーバースピードでコーナーに進入しても、まず前輪から後輪にトルクを移し（ACD)、足りなければ内側後輪から外側後輪にトルクを移し（AYC)、それでも足りなければ内側前輪にかるくブレーキをかける（ASC)、これをあっというまにやってのけ、でも運転者には１ミリたりとも気づかせないなんて全くスゴいもんです。
３年半で90,000Km乗りましたが、コワい思いをしたことは一度もありませんでした。
まあ、FWDベースのセダンだからこそ、ここまでやらざるを得なかったのかなとも思います。
運転者の技術を全く信用していないとも言えますが…。
今の三菱自動車を見ると、これで打ち止めかもしれないという気もしますので、とくに運転オタクの方やメカニズムオタクの方は是非買っちゃったほうがいいと思います。

満足している点

まるで腕が上がったかと錯覚をおこす圧倒的な走行性能が、このクルマの全てといっても過言ではないと思います。
・タイヤさえまともなら雨でも雪でも全然ヘッチャラ
・金庫のようにカッチンカッチンな剛性を誇るボディ
・2,000CCとはにわかに信じられないパワーとトルク
・実にクラッチワークが上手なツインクラッチトランスミッション
・よく止まるブレンボブレーキ
・まあまあ良いといえる燃費（平地100Km/ｈ順行ならリッター10Km超え）

不満な点

この走行性能なら、あとはどうでもいいとは思いますが、気になった点を列挙します。
・CZ4Aになってボディやパワートレインの全てが刷新されたので熟成不足なのか、信頼性が低いようです。
90,000Kmの間に、トランスミッションASSｙ、クラッチユニット、ダンパー3本、キーレスエントリー受信部をクレーム交換しました。
・500万超のクルマとしてみるとイマイチなクオリティの内装（そのほとんどを走行性能に使っちゃったんでしょうね）
・おバカなオートワイパー（動き出す頃は水滴で前が見えません）
・狭い、本当に狭いトランク（走行性能の為に重量配分考えて、バッテリーやウオッシャータンクが後ろにあるんだから仕方ないか）
・絶望的に切れないハンドル（最小回転半径5.9ｍは伊達ではないです）
・太いピラーとデカいミラーのせいでよく見えない左前方
・2,000CCのセダンで1,600Kgは重くないですか？（ボンネット、フロントフェンダー、ルーフ、トランク、エンジンなどはアルミなんですけどね）

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験