三菱 eKスポーツ 「三菱自動車は過去の不祥事によって毛嫌いする方も多いと思いますが 元々非常に良いクルマをつくるメーカーだと思います。 不祥事、ダイムラーとの提携解消」のユーザーレビュー

三菱自動車は過去の不祥事によって毛嫌いする方も多いと思いますが 元々非常に良いクルマをつくるメーカーだと思います。 不祥事、ダイムラーとの提携解消

2012.5.1

総評

三菱自動車は過去の不祥事によって毛嫌いする方も多いと思いますが
元々非常に良いクルマをつくるメーカーだと思います。
不祥事、ダイムラーとの提携解消後は、開発のペースは遅いものの
三菱らしいクルマが多く出ており、非常に好きなメーカーです。

このekスポーツも三菱らしい細部にこだわった開発が行われています。
ベース車に対してのエンジン・足回りの変更箇所(各種資料より）
・エンジンは当時のいわゆる古臭いドッカンターボのライバルに対して
　低過給圧で低速トルクを稼ぐ今流行のターボエンジンをすでに採用していた。
　　1.クランクシャフトを鋳造から鍛造へと変更
　　2.ピストンのヘッド部を鏡面加工
　　3.インジェクターの容量アップ、噴射口を3穴から4穴に変更
　　4.スロットルバルブの径を35φから38φに変更
　　5.フロントグリルに専用の開口部を持つインタークーラーダクトを採用
　　6.ほか多数

・足回りはばね定数、ショックアブソーバーの減衰力を最適化するだけではなく
サスペンション各取付部のボデー剛性強化等の基本部分が強化されている。
　　1.ストラット上部取り付け部を2点止めから3点止めに
　　2.ストラット上部取り付け部にスティフナプレートを追加
　　3.フロントの左右ロアアームをクロスメンバーで連結
　　4.フロントのスタビ径を19φから21φに変更
　　5.リヤのラテラルロッドのブッシュの高剛性化
　　6.ラテラルロッドの取り付けブラケットにガセットを追加
　　7.トレーリングアームの前側取り付け点とボディサイドシルを
　　　トレーリングアームブラケットで連結することで横方向の車体剛性アップ
　　8.ほか多数

エンジン・足回りでもこれだけの変更を行っています。
これだけの変更をみると、コルトVersionRやホンダのタイプRに
通じるものがあり三菱のこだわり具合がよく分かります。

たしかに、乗り心地や室内のデザイン等に不満がある点もありますが
ハイト系の軽自動車の中では、一番の走行性能を持っていると断言できるし
一度乗ってみれば、このクルマの良さがすぐ分かると思います。

三菱自動車にはこの様なメーカーによってチューニングされた
クルマをこれからも発売していってほしいです。

満足している点

・操安性能の高さはダントツ
・低速トルク重視でレスポンスが良く、非常に扱いやすいターボエンジン
・エンジン回転数を上げなくても普通に交通の流れにのれるので
　比較的車内の静粛性は高い
・最近のEPSにはない非常にフィーリングの良い油圧のパワステ
・全席フルオートのパワーウィンドウ
・IGをONにしなくても車外からキーレスだけでウィンドウを閉められる
・フェンダーの膨らみが目立つ安定感のあるデザイン
・タコメータがアナログ、スピードメータその他がデジタルの視認性の良いハイブリッドメータ
・非常に明るいプロジェクターヘッドライト
・ユニークな取り外せるスケルトングリル

不満な点

・フロントドアのインナーポケットが鉄板むき出し
・コラムMTを連想させる安っぽいシフトレバー
・エアコンの効きが悪い
・オーディオの位置が低すぎる
・ヘッドライトのロービームの上端カットがきつ過ぎて、下り坂の終わりで運転しづらい

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験