三菱 デリカD:5 「購入１年」のユーザーレビュー

購入１年

2018.6.24

総評

７月８日納車から一年弱経過し、走行距離も２万５０００キロくらいに達したため、備忘録を兼ねてレビューを書いてみた。
何と言っても他にないこの車だけの個性を考えれば、多少のネガティブな要素などすべて吹っ飛んでしまう気がするのが良いところ。
走行時のディーゼルエンジンの音ですら、この車の個性と思うと、快音に聞こえてくる気がする。

満足している点

太いトルクのおかげで、どの速度域からも十分な加速力が得られて、流れに合わせた走行をしやすい。高速道路の合流などでは、特に首都高のような加速車線が短い場面でも簡単に速度を合わせられる。

不満な点

取り立てて言うほどの不満はないのだけれど、新車時装着タイヤがあまり良くないかも。省エネタイヤでもなければ、オフロードよりのタイヤでもなく、中途半端。一応、Ｍ＋Ｓの表示にはなっているが、とてもじゃないがあのタイヤでオフに入っていこうという気にはなれない。もちろん雪道でも危ないと思う。車の性格を考えれば、細身タイヤの方が合っていると思うので、交換するときには純正サイズではなく２１５／７０Ｒ１６のサイズを選ぶ予定。もちろんスタッドレスはすでに細身タイヤを使っている。

もう一転不満な点というより、危険な点といえるのが、ヘッドライトのデザインの問題。ロービームの位置が車体の端ではなく、中心に近い位置にあり、スモールライトの明かりが相対的に暗く、対向車から車格を勘違いされてぶつかりそうになる場面が何度もあった。特に狭い道でセンターラインがない場合に顕著なのだけど、相手の車がこちらを軽自動車サイズと勘違いして、相手が中央よりかなりはみ出た位置で走行したまま、こちらの車幅が1800mmもあるとは気づかず、直前になって急ハンドルを切る羽目になることが何度もあった。このヘッドライトデザインについては、何とかならないものかと思う。仕方なく、普段は車両両端に近い位置にあるフォグランプを併用しているが、基本的にオートライトにしているため、フォグランプを点け忘れることや、トンネルのように短時間のみ点灯する場面などでは、フォグランプを点灯する前にトンネルが終わってしまう場合など、運転者が対応しきれない場面があるので、スモールライトとフォグランプを直結させてみようかとも考えてしまうほど。車検に通らなくなるかもしれないので、ディーラーに相談するしかない問題なのだろう。

デザイン

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走行性能

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車高や車重の割にコーナー時のロールも穏やかで予測しやすく、スクエアなボディのおかげで死角も少ないので、運転しやすい。
トルクも太くて加速力十分。
パドルシフトも多用しているが、１速２速ではその意味がないようで、実際に役立つのは３速より上の場面だけ。

乗り心地

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乗り始め当初から、ゆったりとした乗り心地で、小さな段差なども軽くいなしてくれるため快適だと思った。前車アクセラはかなりスポーティな味付けだったので対照的な車だけど、このゆったりとした感覚は、家族で乗るのにはとても良いと思う。

積載性

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三列目を目いっぱい前にずらすと、それなりの荷室が作れるし、必要ならたためばかなり広く使える。二列目の位置を調節すれば、窮屈ではない状態で３列使って、まあまあの荷物も積めるので不便することはない。３列目を畳むのは、シートが重いのでちょっと力がいる。

燃費

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遠乗りをすると１２から１４ｋｍ／ｌで、カタログ燃費をしのぐこともある。過去最高は１５ｋｍ／ｌ超だったので、高速道路が中心で走行すると、燃費は相当伸びるはず。ディーゼルの特性から見て、ストップアンドゴーはあまり得意ではないため、街乗りだと悪い時は８ｋｍ／ｌくらいにもなる。平均すると１０ｋｍ／ｌ台で、軽油の値段も考えれば、思いのほか経済的。

価格

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故障経験

今のところ何もないけれど、どこからともなくビビり音が出る。気にするほどではないのだろうけれど。