三菱 デリカD:5 専門家レビュー・評価一覧

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三菱 デリカD:5 新型・現行モデル
4 件中 1~4件を表示

※掲載内容は執筆日時点の情報です。

  • 西村 直人
    西村 直人(著者の記事一覧
    交通コメンテーター
    評価

    5

    デザイン
    5
    走行性能
    5
    乗り心地
    5
    積載性
    5
    燃費
    4
    価格
    4

    ミニバンの枠を超えたオフロード性能で唯一無二

    2024.5.28

    年式
    2007年1月〜モデル
    総評
    車名の「D:5」とは、5代目のデリカであることを示す。さまざまな走行環境下で、多くの乗員を安全に目的地まで運ぶというデリカがこれまで培ってきたブランド力を発展させた。「ミニバンの優しさ」と「SUV の力強さ」の融合を開発テーマに、走行性能、ボディ構造、室内環境を新設計。現行モデルは2019年2月にマイナーチェンジを敢行した。
    満足している点
    唯一無二の存在が最大の満足点。三菱のオール・ホイール・コントロール(AWC)思想のもと、電子制御4WD、ASCを採用。悪路での高い走破性能を発揮する十分な対地障害角と最低地上高を確保することで、走行性能の向上を図った。乗員をしっかり守るボディ構造を取るために環状骨格構造の新開発「リブボーンフレーム」を採用した。
    不満な点
    細かな指摘だが、3列目シートの中央席にもヘッドレストレイントがほしい。筆者の親族がD:5に乗っているのだが、3列目は足元スペース、頭上スペース共に広く、アプローチも良好。よって使用頻度の高まる3列目シートだからこそ安全性能を高めたい。17年が経過したが、2019年のマイナーチェンジはフルモデル級だったので、古さは感じない。
    デザイン
    初期の2007年モデルは、伝統の十分なグランドクリアランスを持つスクエアなボディを、大径タイヤで支える独創フォルムで人気を博した。2019年の大幅MCでは直線基調のデザインにより機能的で飽きの来ない端正な外観デザインをそのままに、三菱のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」や縦型のマルチLED ヘッドライトを採用した。

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  • 西川 昇吾
    西川 昇吾(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    4
    乗り心地
    5
    積載性
    3
    燃費
    3
    価格
    5

    悪路を本気で走れる唯一のミニバン

    2022.1.21

    年式
    2007年1月〜モデル
    総評
    15年もフルモデルチェンジ無しで販売しているのにもかかわらず、コンスタントに売れ続けているのは「デリカD:5以外の選択肢がない」という一定数のユーザーがいる証だろう。悪路を本気で走れるミニバンという他にはない唯一無二の価値をさらに磨いた次世代モデルの登場に期待したい。
    満足している点
    「悪路を本気で走れる唯一のミニバン」。この点が何よりの魅力だ。人によってはデリカD:5の替わりはいないという人もいるだろう。またフルサイズとまでいかなくても、高級感のある大きなミニバンとしては比較的リーズナブルな価格もユーザーにとっては魅力と感じるポイントであろう。
    不満な点
    ビッグマイナーチェンジが行われたからと言っても、もうモデルライフは15年になろうとしていて、古さが隠せない部分が多くなってきている。運転支援システムも400万円級の金額の割には内容が乏しいと感じるし、走行性能も基本設計の古さが隠せない部分がある。定番モデルであるだけにそろそろフルモデルチェンジを期待したい。
    デザイン
    フロントマスクは奇抜で個人の好みが分かれるところだろう。しかし全体的なデザイン処理は「悪路を走れるミニバン」として必要な性能を追求した機能美あふれるデザインとなっている。そこに先進性と近代の三菱テイストを混ぜ合わせ、似たり寄ったりになりがちなミニバンに唯一無二のデザイン性を与えている。

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  • 伊藤 梓
    伊藤 梓(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    4
    乗り心地
    4
    積載性
    5
    燃費
    3
    価格
    4

    オフロードもぐんぐん走れるミニバン

    2021.3.25

    年式
    2007年1月〜モデル
    総評
    ミニバンの中ではもっとも頼もしい悪路走破性を備えているデリカD:5。新型になってからは、オフロード性能だけではなく、日常域や高速道路でも気持ちよく運転できるような洗練されたモデルになった。単に見かけが豪華になっただけではなく、実際に運転してみたり、後席に乗ってみても、その進化が感じられるモデルだと思う。
    満足している点
    ミニバンは、「家族で便利に使えるクルマ」という印象があったが、デリカD:5は走行性能も悪路走破性もしっかりしているモデルなので、より遠くへ行ったり、雪道やオフロードなど、アウトドアのアクティビティも不安なく楽しめるところが◎。
    不満な点
    他メーカーのミニバンと競わなければいけないことは理解しているが、デザインの“ギラギラ”勝負になってしまっているのは、個人的に少々寂しい。もちろん、オフロードだけではなく、日常や都会にも馴染むデザインにする必要があるのかもしれないが、以前のデリカのデザインを踏襲しても綺麗なデザインが作れたような気はする。
    デザイン
    先代の無骨で頼もしいデザインから一転、他メーカーのミニバンと対抗するかのようにフロントのメッキ部分が多くなり、フロントマスクの“顔面力”が強くなった。賛否はあるかもしれないが、個人的には、以前のように多少野暮ったくてもオフロードをしっかり走れる安心感のあるデザインの方が好印象だった気がする。

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  • 伊達 軍曹
    伊達 軍曹(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    4
    積載性
    5
    燃費
    4
    価格
    4

    道具として使い倒すには最適なミニバン

    2021.3.10

    年式
    2007年1月〜モデル
    総評
    「快適で安楽な、家族のためのミニバン」というニュアンスの車を求めている人にはややミスマッチかもしれませんが、「本格的な道具としてのミニバン」を選びたい人には大いにおすすめできる一台です。
    満足している点
    舗装路および悪路における走行性能の高さと、抜群の積載力については、誰もが大いに満足できるはずです。またディーゼルエンジンゆえ「燃料代単価が安い」というのも嬉しいところです。
    不満な点
    走行性能や積載性についてはほぼ文句なしですが、3列目シートを跳ね上げて格納するのにやや力がいるという点や、床が高いため乗降性はさほど良くはないという点が、気になる人はいるでしょう。
    デザイン
    2019年5月のビッグマイナーチェンジで採用された「ダイナミックシールド」というコンセプトに基づくフロントグリルは「電気ひげそり」と揶揄されましたが、最近は見慣れてきたのか、さほどの違和感は感じません。また全体のカタマリ感もなかなかカッコよく感じられます。

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