2021年1月
■2021年1月
BMWは、「MINIクラブマン」に価格改定を実施して、2021年1月1日に発売した。
■2021年5月
BMWは、ワゴンボディの「ミニクラブマン」に特別仕様車「Savile Row Edition(クラブマン・サヴィル・ロウ エディション)」を設定して、2021年5月14日に発売した。
「サヴィル・ロウ エディション」は、株式会社三越伊勢丹が運営する「伊勢丹新宿店メンズ館」とコラボレーションし、2社でデザインを共同開発したモデル。なお「サヴィル・ロウ」とは、高級なテーラーが集まることで有名なロンドンの通りの名称である。
「クーパー D クラブマン」をベースに、ファブリックデザインをクラブマンのボディに落とし込んで開発。ワンランク上のオプション・プログラム「MINI Yours」をベースの装備として、ボディカラーをはじめ、18インチアロイ・ホイール、インテリアサーフェス、ステアリングなどに専用の上質な装備を多数採用した。また専用装備品となるボンネットストライプやサイドストライプ、サイドスカットルは、上質で高感度な商品を世界中からセレクトする「伊勢丹メンズ」と「ミニ」のコラボレーションによってデザイン。そのコラボレーションの証として、「伊勢丹メンズ」の象徴である「ブラックウォッチ/イセタンメンズ」をモチーフとしたデザインをドアシルに採用した。
また運転支援システムのストップ&ゴー機能付アクティブクルーズコントロールや前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ、パークディスタンスコントロール(フロント&リア)、縦列駐車をサポートするパーキングアシストなどを標準装備して、安全性を向上した。
2022年1月1日には価格改定を実施した。
■2022年2月
BMWは、ワゴンボディの「ミニクラブマン」に特別仕様車「Brick Lane Edition(ブリックレーンエディション)」を設定して、2022年2月7日に180台限定で発売した。
「ブリックレーンエディション」は「クーパー D クラブマン」をベースに、「自由に満ちた、個性の輝き」を表現した限定車。ミニの故郷である英国ロンドンにあるストリートアートの聖地ブリックレーンに由来し、ブリックレーンで感じられる自由な創造性やアイデンティティーを起点に、人々が結びつき、力強く、活気に満ちたカルチャーを育んでいる街にインスパイアされて誕生した。
エクステリアは、MINI Yoursエニグマティックブラックメタリックのボディカラーを基調に、トーンの異なるブルーをアクセントカラーとして随所に取り入れた。またルーフは、専用ペイントであるサンマリノブルーを採用。ボンネットやサイドは、専用のストライプが施され、ピラーにはMINI Brick Lane Editionの頭文字であるBのエンブレム、サイドスカットルにはBRICK LANEをあしらった。また新車装着としては初採用となる、常時MINIのロゴが上向きとなるフローティングホイールキャップを採用した。
装備面は、運転支援システムであるストップ&ゴー機能付アクティブクルーズコントロールや前車接近警告機能、衝突被害軽減ブレーキ、レーンディパーチャーウォーニング機能を標準装備。また視認性を高めるLEDデイライトリングやLEDヘッドライト、LEDフロントフォグランプ、リアビューカメラ、パークディスタンスコントロール(フロント&リア)、縦列駐車をサポートするパーキングアシストなどを装備した。さらにMINI APP接続など、インテリジェントなコミュニケーション機能も多数装備した。
同年6月1日には価格改定を実施した。
■2022年8月
BMWは、ワゴンボディの「ミニ クラブマン」に特別仕様車「Untold Edition(アントールドエディション)」を設定して、2022年8月25日に発売した。
「アントールドエディション」は「クーパー D クラブマン」と「クーパー SD クラブマン」をベースに、普段は「ミニ クロスオーバー」の専用ボディカラーとして設定されているセージ・グリーンを限定色として採用。さらにホィールアーチやサイドステップを濃いグリーンとすることで、エクステリア全体のトーンを統一したほか、ジョン・クーパー・ワークス エアロダイナミック・キットを標準装備している。ほかにも、フロントグリルフレームやリアのスプリットドアの「CLUBMAN」エンブレムをブラスカラー(真ちゅう色)仕様とし、専用に開発された2トーンの18インチホイールにもブラスカラーのアクセントを採用した。
さらに、専用にデザイン開発された5本のストライプがルーフからボンネットへと縦断するほか、スカットルやドアミラーにも、ストライプのグラフィックをあしらった。
インテリアもエクステリアと同様に、専用色のセージ・グリーンをベースに、ブラスカラーアクセントを随所に施している。上質なレザーを採用したMINI Yoursレザーラウンジシートは、クリアブルーのステッチが施されたセージ・グリーン・カラーを採用。ステアリングやエアコン吹き出し口、ドアシルプレートに、ブラスカラーを用いながら、ドアトリムやフロアマットなどもセージ・グリーンで統一している。ドアトリムのイルミネーションは、繊細なストライプパターンとグリーンの配色を組み合わせた専用デザインだ。
安全装備や運転支援システムも充実しており、前車接近警告機能や衝突被害軽減ブレーキ、レーンディパーチャーウォーニング機能を標準装備。また、クルーズコントロールやリアビューカメラ、パークディスタンスコントロール(フロント&リア)、縦列駐車をサポートするパーキングアシストなどを装備した。
さらに、Apple CarPlayでiPhoneをMINIのセンターディスプレイに表示し、タッチ操作でGoogle MapやiPhone純正マップの使用、電話やメッセージの送受信などが可能。またMINI APP接続など、インテリジェントなコミュニケーション機能も多数装備している。
■2023年10月
BMWは2023年10月5日、「ミニ クラブマン」の最終モデルとなる限定車「ミニクラブマン ファイナルエディション」の販売を開始した。世界限定1969台のうち、日本には320台が導入される。
べースとなったのは2.0リッター4気筒ターボの「クーパーS」と同ディーゼルターボの「クーパーSD」の2モデル。そのエクステリアに銅をイメージした専用色「シマーコッパー」をアクセントカラーに採用。ラジエーターグリル周りやクロスバー、エクステリアストライプおよび18インチアロイホイールのグラフィックパターンに同カラーを取り入れることで、エレガントかつクラシックな雰囲気を表現している。サイドドア下部のピンストライプデザインは「ミニ クラブマン」の伸びやかなボディを際立たせ、ボンネットおよびスプリットドアにも同様のデザインを施すことで、どの角度から見ても「ファイナルエディション」であることが分かるデザインとなっている。また、Cピラーおよびサイドスカットルには世界限定1969台のうちの1台であることを意味する「1 of 1969」のロゴが入り、スプリットドアの「ファイナルエディション」のレタリングと相まって特別感を演出している。
ボディカラーは「MINI Yours」の「エニグマティックブラック」および人気の高い「ナヌクホワイト」の2色から選択可能だ。
インテリアにはショルダー部にエディションバッジを備えた「MINI Yoursレザーシート」を特別装備し、「ファイナルエディション」専用のダークマルーンに、ブルーのコントラストステッチを組み合わせている。また、運転席メモリー機能付き電動シートおよびシートヒーターを装備。インテリアトリムにも前述の専用色である「シマーコッパー」をアクセントとして採用し、空間全体を落ち着いたブラウントーンで統一させた。
さらに、助手席側には「1 of 1969」のバッジを配し、特別装備のナッパレザーステアリングのスポーク下部およびフロント側のドアシルには「ファイナルエディション」のレタリングを入れ、リア側のドアシルには「1 of 1969」のレタリングが施された。
さらに、フロアマットには銅貨を連想させる「1 of 1969」ロゴ入りピンバッチが備わり、キーにはアクセントカラーに合わせた「シマーコッパー」を採用し、専用グラフィックパターンと「1 of 1969」ロゴが立体的にデザインされている。
限定320台の内訳については、「ミニ クーパーSクラブマン ファイナルエディション」では「エニグマティックブラック」が60台、「ナノクホワイト」が40台、「ミニ クーパーSD クラブマン ファイナルエディション」では「エニグマティックブラック」が140台、「ナノクホワイト」が80台としている。