メルセデスAMG SL 「F1由来の電動ターボでサステナぶる…?」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

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評価

3

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
2
燃費
3
価格
1

F1由来の電動ターボでサステナぶる…?

2023.4.8

年式
2022年10月〜モデル
総評
開発と販売をメルセデスAMGに移管して、SLというアイコンを守ったのは英断。2+2の専用アルミスペースフレームをこしらえるなど、時代に合わせた高級車作りにスマートさを感じる。現時点で日本仕様は2.0L直4にF1からフィードバックした電動ターボを備えるSL43のみの導入となっているが、天井知らずの加速を味わえるV8ターボモデルの導入にも期待したい。(担当:HK)
満足している点
量産車で世界初となる48V電源の電動ターボや久しぶりに復活したソフトトップなど、高級車として語れる蘊蓄(うんちく)をちゃんと提供してくれるところがさすが。狭いとはいえリアシートは物の置き場所として実際重宝するので、実用性だってレベルアップしている。
不満な点
かつてのR107やR129のように、歴代SLは高級でスポーティなだけでなく、ある種のエレガンスというか、品の良さも求められていたように思う。モータースポーツ好きを昂らせる刺激性もいいが、うっとりするようなカッコよさも追求して欲しい。
デザイン

3

原点回帰的にソフトトップを採用したことで、少なくともリアから眺めた時のエレガンスは先代より良くなったと思う。ただ、AMG共通のパナメリカーナグリルと細身のヘッドライトは、好みが分かれそう。押し出し感の強さは十二分に得られる一方、街では目立ち過ぎること間違いなし。
走行性能

4

2.0Lの直4ターボで最高出力381psという数値だけを見ると、SLとしてはやや物足りないが、それでも身体がシートにグイッと押し付けられるような加速は容易く得られる。48Vマイルドハイブリッドで電動ターボを駆動してまで内燃機関の可能性を引き出そうとする努力は、100年に一度の大変革と言われる今だからこそ味わい深い。絶対的な速さよりも、AMGによるエンジニアリングの結晶を楽しむような気持ちが大事な気がしてならない。
乗り心地

3

高級車=乗り心地がいい(というか当たりがソフト)と思って乗ると、あまりにハードな減衰特性に閉口してしまうだろう。だが、高出力なスポーツカーがフィジカルを強めに設定するのは定石。大きな荷重変化をシャキッとした足で受け止めてくれるので、安心感が増す。また、自分好みの減衰特性を追求できる可変ダンピングシステム「AMG RIDE CONTROL(エーエムジー ライド コントロール)」は、走り好きにはたまらないギミックだ。
積載性

2

リアトランクがソフトトップの収納部を兼ねているため、スペース的には決して広くはない。ただし、2+2レイアウトとなったおかげで、幌を開ければ後席にゴルフバッグを積むことも可能になった。
燃費

3

WLTCモード燃費は10.8km/L。そもそも燃費を気にして乗る類のモデルではないものの、ダウンサイジングターボ+マイルドハイブリッドの効果ははっきり数値にも表れている。
価格

1

2.0Lターボで1648万円は強気というほかないが、いま日本で買えるSLはこれしかない。ライバルが911なのか718ボクスターなのか、はたまたフェラーリ・ポルトフィーノなのか判断が難しいが、それらと比べても特に割安感は感じられない。
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スポーツカー&チューニング大好物な20〜30代から、華麗なる(?)クルマ遍歴やマニアックな知識を持つ40〜50代の家族持ちお父さんまで。個性豊かなクルマ大好き編集メンバーが日々奮闘しながら記事を制作中。感じたことをリアルに書いていくスタイルで、みなさんのカーライフがハッピーになる情報を発信していきます。
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