メルセデスのSLって何故、clsやeクラスと車体の大きさが変わらないのにsクラスやgクラスと同じ価格帯なんですか？

Answer 1

私が思うに、やはりオープンカーは割高になりがちだと思います。
と言うのも、オープンカー特有の装備にお金がかかるからです。

例えば、屋根を開ける機構一つとっても、CLSやEクラスにはないものです。
屋根を二つ折りにして、トランク内に電動で収納する機構は、
生産する上でもコストがかかりそうです。
きっとたくさんのモーターやセンサーを使用しているに違いありません。

シートの形状もCLSやEクラスとは明らかに異なります。
SL専用設計でしょうか。
このシートは首元から温風を吹き出すという、
オープンカーならではの機能を備えています。

屋根も、オープンカーでありながら透過式であり、
しかもその透明度はスイッチ一つで切り替えられる
贅沢な装備を備えています。
ちなみにルーフフレームはマグネシウムだそうです。

革の内装にしても、サンリフレクティングレザーとか言う、
真夏の直射日光を浴びつづけても比較的熱くなりにくいという、
オープンカー特有の加工を施しているようです。

さらに、オープン走行時に風の巻込みを低減する
電動ドラフトストップとか言う装備まで備えています。

他にはオープンにしたことでボディ剛性の低下を
補うような補強をしているのかもしれません。

そういった、CLSやEクラスでは不要な、
装備が盛り込まれているため、
価格が上がるのは避けられないものと思います。

おまけにCLSやEクラスのような実用車と違って、
二人乗りであるSLは比較的多く売れる車ではないため、
価格が高くなりがちなのかもしれません。

また、メルセデスにはSLKというぱっと見た感じ、
SLと何が違うのか分からないほどそっくりな車種があるため、
それとの差別化を計る必要があるのかもしれません。
逆に言えば、500万円～で買えるSLKがあるからこそ、
SLをとびきり豪華で高価にできるのかもしれません。

と言うのが私の個人的な考えです。

Answer 2

SLは、CLSと同じくEクラスのシャーシがベースとなっています。ですから、大きさ的にはそのくらいになります。

本来、SLのシャーシは先々代のR129までは専用設計で、めちゃくちゃ金がかかっていたモデルでもあります。Sクラスのセダンに比べても販売台数が少ないために、歴代のモデルライフは12年あまりと超ロングライフとなっています。（長く作ることで1台あたりのコストが下がる）

この時代から、「SL」は高価でメルセデス・ベンツのフラッグシップにあったわけです。

先代のR230からは、やはりダイムラーでもコストダウンは命題となっており、シャーシが専用設計からEクラスベースへと変わっています。それでも、オープンクーペでフラッグシップには変わりは無いため、価格はそのままというわけです。

Gクラスも、ラダーフレームで40年近くもモデルチェンジしていないことを考えると、コストからしたらメチャクチャ割高なモデルです。でも、ブランド力のためにその値段で売れるからその価格になるわけです。

従来からトヨタは、ソアラがこのSLを真似て開発されており、同様にクラウンクーペとしてフラッグシップにありました。これがレクサスSCへとスライドし、現在は廃止となっていますが2016年1月にはレクサスLCとして再登場してきます。

このレクサスLCはGSがベース（RCはISがベース）ではありますが、LSと同じエンジンラインナップでGSよりも高価でLSと並ぶ価格帯、1,000～1,500万円になると予想されています。

つまり最近のモデルでは、ベースとなるモデルの価格とは関係性は薄くなるというわけ。

今ベンツにおいては、CクラスとSクラスはシャーシ（FR用）が同じですから。Cのホイールベースを延長したシャーシから、Sクラスが設計されています。だから、新型Cクラスの横幅が1.8m超と大きいのです。

逆に何でこんなに安いの？というのがAMG GTで、4,000万円だったSLSのシャーシがベースとなっているモデルです。装備などを考えるとSLS並みの価格を想像するのですが、SL AMGよりも安い…性能や装備からしたら、メチャクチャお買い得な価格設定なのです。

実際、ポルシェ911の顧客をターゲットとしており、戦略的な価格設定だとは言われています。

Answer 3

物理的なサイズでなく「車格」でラインナップされるからです

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