2017年7月
■2017年7月
メルセデス・ベンツ日本は、プレミアムミドルクラスSUVのメルセデス・ベンツ「GLC」の機能を一部改良して、2017年7月25日に発売した。
今回の一部改良では、24時間緊急通報サービスなどが最長10年間無償で提供される「安心安全サービス」と、リモート車両操作などが3年間無償で提供される「快適サービス」の2つのサービスカテゴリーで構成される「Mercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)」を搭載した。
「メルセデスAMG GLC43 4マチック」に無償オプションとして設定されていた「ツインカラー20インチAMGマルチスポークアルミホイール」を標準装備に変更し、標準装備として設定されていた「ツインカラー21インチAMG5ツインスポークアルミホイール」を廃止した。
「GLC200」と「GLC220d 4マチック」に標準装備の4ウェイパワーシートは、8ウェイパワーシートに変更された。
2018年1月1日には価格改定を実施した。
■2018年1月
メルセデス・ベンツ日本は、「メルセデス・ベンツGLC」に「メルセデスAMG GLC63 4マチック+」、「メルセデスAMG GLC63 S 4マチック+」を2018年1月10日に追加し、同日より予約注文を開始。納車は同年6月頃を予定している。
ミドルクラスSUVとしては初の63シリーズには「メルセデスAMG GT」と基本設定を共通とするAMG4.0リッターV8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載する。エンジンパフォーマンスについては「メルセデスAMG GLC63 4マチック+」が最高出力350kW(476ps)、最大トルク650Nm、「メルセデスAMG GLC63 S 4マチック+」では最高出力375kW(510ps)、最大トルク700Nmを発生する。0-100㎞/h加速についてはGLC63 4マチック+が4.0秒なのに対して、GLC63 S 4マチック+はセグメントトップとなる3.8秒を実現している。
トランスミッションはトルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを採用し、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現した9速AT「AMGスピードシフトMCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー)」を搭載。4輪駆動システムには前後トルク配分が前50:後50から前0:後100の範囲で変化する「AMG 4マチック+」が搭載されている。
足まわりは「エアボディコントロールサスペンション」をベースにメルセデスAMGが開発した「AMGスポーツサスペンション」を採用する。走行状況に合わせて4輪それぞれを電子制御する連続可変ダンピングシステムを採用することで快適な乗り心地からダイナミックな走りまで、センターコンソールのスイッチで「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」のモード(Sモデルには「レース」モードを追加)を選ぶことが可能だ。
Sモデルについては流体エンジンマウントを採用し、通常走行では柔らかくすることでドライブトレーンからのノイズと振動を効果的に遮断し快適性を確保、ダイナミックなドライビング時にはマウントを硬くすることでドライブトレーンのロールモーションを減少することでクイックなコーナリングを可能とする「AMGダイナミックエンジンマウント」、排気管内に3つの連続可変エグゾーストフラップを備え、トランスミッションモードに応じてサウンドを変化させる「AMGパフォーマンスエグゾーストシステム」、ロッキング機構を電子制御化して限界領域におけるコーナリングスピードを向上させる「AMGリミテッドスリップデフ」などが標準となる。
あわせて、「メルセデスAMG GLC63 4マチック+」と「メルセデスAMG GLC63 S 4マチック+」の導入を記念して、ハイグロスブラックのAMGナイトパッケージやットブラックペイント21インチAMGクロススポークアルミホイール(鍛造)などを装備した特別仕様車「メルセデスAMG GLC63 S 4マチック+ エディション1」を発売した。
2019年1月1日には価格改定を実施した。